ファミマnews|岡山県和気町協議会の「ドローン物流」検証実験に参画

(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は、10月1日(火)から岡山県和気町で開始するドローンを活用した荷物配送検証実験に参画する。主催は「和気町ドローン物流検証実験協議会」だ。

この実験は、2018年12月に岡山県和気町で実施された国土交通省・環境省の連携事業「平成30年度CO2排出量削減に資する過疎地域等における無人航空機を使用した配送実用化推進調査」の内容を踏まえたもので、日常の買物をサポートするため、より実運用に近い環境で実施される。

ファミリーマートは、加工食品や日用品などの商品供給の面で協力する。ほかに、和気町、(株)レイヤーズ・コンサルティング、(株)NTTドコモ、コニカミノルタ(株)、(株)エアロジーラボが参画する。

検証実験実施期間は、10月1日(火)~2020年1月31日(金)の4カ月間。和気ドーム(岡山県和気郡和気町益原681-1 和気町益原多目的公園内)の駐車場から約10㎞~30㎞(飛行時間約90分)離れた津瀬区、田土区、南山方区の区間で実施される。

現在、自動車で実施している生活用品の配送を、ハイブリッド型最新ドローン機体を使用して、補助者無しのリモート制御によって行う。

使用する機体は(株)エアロジーラボの「エアロレンジ1号機改良型」。エアロジーラボは大阪府箕面市に拠点を置くベンチャー企業だ。2012年創業で、無人航空機(UAV、通称ドローン)の開発、設計、製造、販売および空中撮影や各種映像作成の事業を展開している。

今回の実験の配送回数は、基本的に1日1便で、火、木、金に実施する。11時に和気ドームを出発し、各地区を順次回って帰着する。注文は電話、FAX、アプリで受け付け、当日の朝9時に締め切る。集金は2週間に1度の頻度である。

 

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