ワークマンnews|リアルとネットをつなぐアンバサダー・マーケティング始動

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)は「アンバサダー・マーケティング」に本格的に取り組む。10月25日に開店するネット評価連携ショップ1号店となる「WORKMAN Plusテラスモール松戸店」から始める。

テラスモール松戸店ではアンバサダーがおすすめする商品に、アンバサダーのサイトやSNSに飛べるQRコード付きのPOPを付ける。お客は製品評価ページに誘導される仕掛けだ。アンバサダーとは同社製品の熱心なファンで、ブログ・ユーチューブ・ツイッター・インスタグラムなどで同社製品の情報発信をしている人々だ。

今後はネットで評判になった後、3日でQRコード付きのPOPを作成して全国853店で掲示できるようにする。ヒットしてからヒットの火付け役のサイトをお客自身がスマホで閲覧できるようにすることで、効率的な販促活動につなげていく。順調にいけば来年2月の春夏物の商戦から全店舗に本格導入する考えだ。

同社は2018年から始めたWORKMAN Plus店のヒットで、アウトドア・スポーツ用の機能性ウェアの製品開発を加速させている。社内には作業服の専門家はいるが、キャンプ・バイク・釣り・サイクリング・登山・ジョギングなどのプロは皆無だった。このため3年前から始めたブロガー・ユーチューバ―向けの「製品発表会」で、招待したアウトドア・スポーツの情報発信者からの要望やアドバイスを受け、それらを翌年の新モデルに反映させてきた。専門家の提案を取り入れて開発した商品はすべて大ヒットしたという。

そこで、ネットで情報発信している20名のワークマンファンを、製品の機能開発にも参加してもらう「製品開発アンバサダー」にする。2020年9月にはアンバサダーと開発したコラボ製品のみの「ファッションショー」を企画する。そして2020年末までに製品開発アンバサダーを50名までに増やし、アンバサダー・マーケティングのみの販売体制を目指す。

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