阪急阪神不動産news|11/9「エビスタ西宮」でロボットカフェの実証実験開始
阪急阪神不動産(株)(大阪市北区、若林常夫社長)と阪急阪神ビルマネジメント(株)(大阪市北区、出﨑弘社長)の2社が、ロボットカフェのパッケージ「&robot café system」を用いた新しい形態の店舗マーケティングの実証実験を11月9日(土)から開始する。実験の舞台は、阪神西宮駅商業施設「エビスタ西宮」(兵庫県西宮市)。
両社がこの実証実験に踏み切ったのは、“より早く” “より多く” の集客を行えるロボットカフェのパッケージに着目したからだ。
このパッケージは筐体(きょうたい:機器類を収める箱形の容器)、ロボット、調理機器など、必要な機器があらかじめセットされた「オールインワン」として提供される。そのため、筐体設置後わずか数時間でカフェとして開店することができる。また、遊休スペースを早期に活性化できるという利点もある。
エビスタ西宮店に出店する Cave de Terre(カーブ ド テール)エビスタ西宮店「カフェロボット」は、飲食店経営の有限会社「トロワイグレック ラテールグループ」(兵庫県西宮市、山本俊社長)が運営する。
ロボットカフェのパッケージ「&robot café system」は、ロボティクス・サービス・プロバイダーの (株)QBIT Robotics (東京都千代田区、中野浩也社長兼CEO、以下:QBIT)が UCCグループと共同で開発した。
「&robot café system」はロボット、カフェマシン、カウンター筐体をパッケージにしたKIOSKタイプ(参考サイズ:2.4×2.4×2.4m)で、1時間当たりドリップコーヒーなら20杯、カフェラテなら30杯提供することができる。
AIを活用した接客ロボットは、お客の性別、年齢、表情などを識別するカメラと連携していて、適切な話しかけやパフォーマンスを行うよう設計されている。さらに、接客対応後のお客のリアクションも識別し、「笑顔」と「売上げ」を評価ポイントとした成果を学習する。そして、ロボット自身の接客スキルを日々向上させる。
この実証実験では、このような「AI」と「ロボット」を用いた仕組みが実店舗において売上げにどのように貢献するか、定量的なデータを取得する予定である。
ロボットがお客の注文を受け、ドリンクをつくり、提供する。店舗周りの状況やお客に合わせて話したり踊ったりするなど、楽しい接客を行う。
QBITは、ロボットと人が協働する、楽しい社会を目指すロボティクス・サービス・プロバイダーである。飲食業、宿泊業、エンターテイメント業などへの協働型ロボットサービスを手掛けたメンバーを中心に2018年1月に設立された。サービス内容の先進性と独自性から、国内外から多くの注目を集めている。2019年6月に「&robot café system」の受注販売を開始した。現在「Design Fun-tech」をキーメッセージに掲げて、ロボットサービスの普及に努めている。
■Cave de Terreエビスタ西宮店「カフェロボット」
所在地/兵庫県西宮市田中町1-6
西宮駅商業施設(駅直結)「エビスタ西宮」1F STREET KITCHEN
開店日/2019年11月9日(土)
営業時間/11:00~22:30
主なメニュー/ドリップコーヒー、カフェラテ、カフェモカ、あまおう果汁使用のいちごオーレなど
価格/280円~320円(税込)