アークスnews|第1Q売上高1543億円3.7%増・経常利益42億円0.7%減

(株)アークス(北海道札幌市、横山清社長)が 2026年2月期第1四半期の業績は、売上高1542億9400万円(前年同期比3.7%増)、営業利益38億7400万円(0.1%減)、経常利益42億3300万円(0.7%減)、四半期純利益27億9800万円(5.1%減)となった。

営業利益率2.5%(2.6%)、経常利益率2.7%(2.9%)。( )は前年数値。

営業面では、生活必需品を対象にCGC商品の販売に引続き注力し、定番商品を中心に「ショッパーズプライス」企画で拡販を強化した。また、バローホールディングス、リテールパートナーズの新日本スーパーマーケット同盟の取組みとして、オリジナル商品について、計画発注の精度をさらに高めることで、利益改善を図った。

加えて、ラルズおよびユニバースの営業情報について、グループ各社への好事例の横展開を進めた。道東アークスで、店舗オペレーションの共有やカテゴリーマネジメントの徹底に加え、棚割の共有化や、月間お買い得商品の仕入れ集中に取組んだ。さらに、日用雑貨の品揃え強化の一環として、

ラルズは提携先であるカインズのオリジナル商品(キッチン用品や掃除用品など)の販売を拡大した。取扱い店舗数は前期末から9店舗増加し、期末で合計34店舗となった。今後、グループ各社への横展開をさらに進める。

ネットスーパー事業「アークスオンラインショップ」は、ラルズが今年3月のスタートダッシュセール企画による価格強化や米類を中心とした重量商品の販売が好調だった。

ベルジョイスでは法人会員の増加による客単価アップを図った。売上高は2社合計で対前年同期比60%増。また、「Amazonネットスーパー」は、東北地方初となる仙台市およびその周辺地域への展開を、2025年5月より伊藤チェーンの運営で開始した。

DX推進は、事業会社個別に労務帳票のRPA化を徹底させた。人時売上高、人時生産性など労働生産性関連のシステムデータを可視化することで、グループ全体の労務管理の精度を高め、生産性向上の取組みをシステム面から強化する。さらに、2027年10月の基幹システムの更新に向け、「次期基幹システム構築プロジェクト」を今年5月よりスタートさせた。

店舗展開は、従来から推進強化してきたスーパーアークスへの業態変更を、ラルズ1店舗、ベルジョイス2店舗で実施した。また、業態変更を含め計5店舗の改装を行った。期末のグループ総店舗数は374店舗。なお、2026年2月期通期の店舗投資計画は、新規出店1店舗、店舗改装は上記の5店舗を含め22店舗を予定している。

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