クスリのアオキnews|’25年商5015億円14.8%増・営業利益43.3%増
(株)クスリのアオキホールディングス(石川県白山市、青木宏憲社長)の2025年5月期の連結業績は、売上高5014億7000万円で前年比14.8%増だった。営業利益は266億0100万円で43.3%増、経常利益は275億1300万円で36.9%増、当期純利益は177億8600万円で44.5%増となった。
大幅な増収増益である。
営業利益率は5.3%(前年は4.3%)、経常利益率は5.5%(同4.6%)。
期中、地域のかかりつけ薬局として調剤併設率の向上を図るとともに、生鮮食品導入による品揃え強化を行った。積極的に既存店の改装を進めており、一部小型店を除いて全店に青果、精肉ならびに惣菜の導入が完了した。
店舗の新設では、ドラッグストアを北信越に15店舗、東北に12店舗、関東に12店舗、東海に15店舗、関西に7店舗、四国に7店舗の合計68出店を行った。ドラッグストア併設調剤薬局を北信越に15薬局、東北に8薬局、関東に27薬局、東海に9薬局、関西に10薬局、四国に1薬局の合計70薬局を新規開設した。
M&Aでは、2024年8月、食品スーパーマーケットを展開する木村屋(千葉県)の全株式を取得し、クスリのアオキが木村屋を吸収合併した。また、クスリのアオキは食品スーパーを展開するママイを2024年9月に吸収合併した。さらに、食品スーパーを展開するムーミー(香川県)のスーパーマーケット事業を譲り受けた。2024年12月にはやはり食品スーパーを展開するハッピーテラダ(滋賀県)の全株式を取得し、連結子会社にした。
2025年2月はスーパーヨシムラ、ハッスル(奈良県)の全株式を取得し、吸収合併した。加えて、同日付で、食品スーパー事業を展開している伏見屋、本間物産、トップマートおよびLogiPlanning仙台との間で、スーパーマーケット事業などについて、クスリのアオキが事業譲受した。
年度末のグループ店舗数は、ドラッグストア1004店舗、(うち調剤薬局併設664店舗)、調剤専門薬局6店舗、スーパーマーケット26店舗の合計1036店舗。
スーパーマーケットは、M&Aにより、期中72店舗を新たに取得したが、改装などにより閉鎖中の店舗もあるため、期末時点の営業店舗は26店舗。。
商品部門別売上高は、ヘルス(医薬品や健康食品等)443億9200万円(売上構成比8.9%、前年同期5.3%増)、ビューティ(カウンセリング化粧品やフェイスケア商品など)602億4300万円(12%、7.2%増)、ライフ(家庭用品等)876億8900万円(17.5%、8.3%増)、フード572億6000万円(51.3%、21.7%増)、調剤518億85百万円(10.3%、12.4%増)。食品の売上構成比が50%を突破した。