とくし丸news|松源3号車稼働で500台を突破/全国123社と提携
(株)とくし丸(徳島市南内町、住友達也社長)が運営している移動販売車「とくし丸」の稼働台数が500台突破する。
とくし丸は創業が2012年。それから丸8年と1カ月かかったことを「本来なら1000台をとっくに超えているはずだったのですが、やはりテマヒマかかる、人を中心にした事業であることを実感しています」と住友社長は語っている。
台数推移をみると、
2012年2月 2台
2013年 5台(+3台)
2014年 9台(+4台)
2015年 33台(+24台)
2016年 102台(+69台)
2017年 199台(+97台)
2018年 275台(+76台)
2019年 376台(+101台)
と順調に台数を伸ばしてきた。
とくにこの2、3年は複数台を稼働させるスーパーマーケットが増えている。そして、2020年3月16日に500台を達成する。和歌山県のスーパーマーケット(株)松源(和歌山県和歌山市・桑原太郎社長)が運行させる3号車が500台の車両となる。
現在、とくし丸の提携スーパーマーケットは、全国で123社となった。「現状の提携スーパーだけでも、1000台を稼働できる規模のネットワークになった」(住友社長)。
とくし丸は専用車両に日常使いの生鮮食品や惣菜、日用品など400品目1200点ほどを積み込み、指定エリアのルートを週2、3回移動しながら商品を販売する。買物に不便なエリアや高齢者など買物難民と呼ばれる人たちの居住するエリアを回る。高齢者の特定顧客が多いため、見守り活動にも寄与している。
新型コロナウイルス感染が広がるなか、屋外での販売とはいえ、高齢のお客が多い。販売時には、マスクの着用、アルコール消毒液の使用を徹底するとともに、本部では主に個人事業主である販売パートナーの体温計測など対策を行っている。