ローソンnews|初の「移動販売専用店舗」運用開始/郵便局の空きスペース活用
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は買物困難地域への新たな取り組みとして、郵便局の空きスペースを配送拠点とした移動販売サービスを開始する。
7月4日(月)から、新潟県南魚沼市にある「越後上田郵便局」の倉庫を、対面販売を実施しない“移動販売専用店舗”とし、商品在庫の保管や移動販売車両の拠点として運用する。同社で“移動販売専用店舗”の運用を開始するのは初めてになる。
運行日は土曜日・日曜日を除く週5日、10:00~16:10まで。実施地域は、南魚沼市上田地区(雲洞、長表、早川、枝吉、金清坊、中之島、掛之下、広道、原芝野、横新田、上神字、滝谷(2カ所)、沢口、一之沢、姥沢、台上、蟹沢、清水)の計19カ所。品目数は約300種類を取り扱う。なお、地元スーパーと連携した野菜、果物、肉などの商品も販売する。
移動販売の拠点となる「越後上田郵便局」と移動販売イメージ
同社は2013年から本格的に移動販売を開始した。現在35都道府県の約100店舗で近隣の高齢者施設や事業所など買物が困難な場所で展開している。これまでは、既存の店舗で発注した商品を移動販売車両へ積み込み、周辺の地域で移動販売を実施していたため、拠点となる店舗がある地域でしか移動販売を行っていなかった。郵便局の空きスペースを“移動販売専用店舗”として活用することで、周辺にローソン店舗が無い地域でも移動販売を行うことが可能になった。
なお、南魚沼市では、郵便局内に専用の売場を設置してローソン商品を販売するなど、地域のお客の利便性につながる取り組みも検討している。