アスクルnews|東日本の最先端旗艦センター「ASKUL東京DC」開所式開催 

(株)アスクル(東京都江東区、吉岡晃社長)は10月26日(水)、11月に予定している「ASKUL東京DC(ディストリビューションセンター)」の全面稼働に先がけ、開所式を行った。

アスクルは全国の顧客に当日・翌日配送を実現することを目指し、都市部を中心に全国9拠点に物流センターを構え、そのすべてを自社グループで運営している。人手不足と高い生産効率を実現するため、従来センターで培った知見や最新技術を用いた物流設備を導入し高度自動化を進めている。中期経営計画で掲げたBtoB事業の高い成長を支えるため、10拠点目となる東京DCを新設する。

東京DCの特徴は次の通り。

1つ目。庫内空間の有効活用を実現する「高密度設計」であること。
限られた庫内の空間を最大限に活用するため、4階・5階部分を貫きワンフロアとしたうえ最大の高さまでの自動倉庫を導入、また、庫内搬送にアスクル物流センターでは初となる「スパイラルコンベア」を導入するなど空間の使い方を工夫し、高密度設計を実現した。賃借面積が近似である ASKUL Logi PARK 横浜(ALP横浜)との同面積あたりの比較では保管効率1.5倍、在庫アイテム数は2.6倍を予定している。

2つ目。方面別仕分け・積み付け作業の効率化などによる「高生産性」を実現したこと。
顧客の荷物を配送方面別に仕分ける工程に「シャトルシステム」を活用し、同一方面の荷物の重さ・大きさ順に連続で出庫する仕組みを導入した。これにより従来、積み付けの際に発生していた配送方面別の手仕分け作業や荷物の重さ・大きさにより積み付けし直しなどの「やり直し」の作業が大幅に減少し、現場の運用性を大きく向上させる。ALP横浜との比較で出荷能力は1.3倍、庫内費20%低減を実現する予定だ。

3つ目。駅や高速ICに近くアクセスしやすい「好立地」、健康に働ける「環境」であること。
葛西臨海公園駅から徒歩圏かつ、首都高速湾岸線「葛西」ICが至近である立地のため、首都圏へのスピーディな出荷と配送を実現する。近隣人口も多く、雇用環境にも恵まれた立地になる。また東京DCでは、働くスタッフへ昼食を無償で提供し、健やかに働ける環境づくりに努める。

■ASKUL東京DC(ディストリビューションセンター)
所在地/東京都江戸川区臨海町4-3-1 葛西トラックターミナル内
竣工/2021年7月1日
稼動開始/2022年11月(予定)
敷地面積/18万5000㎡(約5万5962坪)
延床面積/5万6255㎡(約1万7017坪)
建物階数/地上5階建て(全棟賃借)

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