セブン&アイnews|バリューアクト社が社長ら4人の退任要求の株主提案
(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、株主である米国投資会社のバリューアクト・キャピタル・マスター・ファンド・エルピーから、取締役の選任に関する株主提案を行う旨の3月23日付けの書面を受領したと発表した。バリューアクト社の提案は井阪隆一社長ら4人の取締役退任を諮るもので、5月開催予定の第18回定時株主総会に提出される。
この提案に対してセブン&アイは取締役会で慎重に検討・審議のうえ、決定するとしている。
バリューアクト社はセブン&アイに対してコンビニ事業に集中するよう求めていた。セブン&アイは3月9日に中期経営計画とグループ戦略再評価についての記者会見を行っていて、不振の続くイトーヨーカ堂についてはさらなる構造改革策を発表している。しかし、その内容を不十分とみなして、株主提案に踏み切ったようだ。