西友、GBP生産性向上部門新設でEDLC徹底

日本でウォルマートになりきれるか。

 

西友が、

親会社アメリカのウォルマートとの一体化を、

加速している。

 

ウォルマートといえば

エブリデー・ロープライス(EDLP)。

徹底した低価格での商品の提供。

 

常に価格ばかりが注目されるが、

それを支えるシステムがなければ、

低価格は実現できない。

だから、西友はその仕組みづくりに動き出した。

 

ウォルマートのEDLPを実現しているのは、

エブリデー・ローコスト(EDLC)の取り組み。

 

EDLPとEDLCは表裏一体だ。

 

かつて創業者サム・ウォルトンは次のように言った。

「ウォルマートが1ドルを無駄に費やすと、

それはそのまま顧客のポケットから

1ドルがなくなるということ」

だから、

「ウォルマートが顧客の1ドルを節約すれば、

我々は競争から一歩抜け出すことになる。

それが我々の意図するところだ」

 

サム・ウォルトンは、

顧客の1ドルを節約するためには

ウォルマート自身が、

1ドルを節約せよと説く。

 

ウォルマートのEDLCは、

この理念の徹底を意味している。

だから、継続的に生産性を向上させなければならない。

 

西友は1日付で、

「情報システム本部」と「経営戦略」を統合。

新たに「情報システム本部・GBP生産性向上」を設置した。

「GBP」とは「グローバル・ビジネス・プロセス」の略。

 

つまり、ウォルマートが持っているEDLCの仕組みを

グローバル規模で共有し、

全社横断的な生産性プログラムを立案・遂行するための組織再編。

 

情報システム本部バイス・プレジデントの平林浩美さんが、

新役職で執行役員シニア・バイス・プレジデントに昇格、

そして情報システム本部・GBP生産性向上担当に就任。

 

日本にサム・ウォルトンの思想を

浸透させることができるか。

 

平林さんの新役職には、

その行方がかかっている。

 

検索キーワード: アメリカ 日本 ウォルマート 西友 EDLP EDLC サム・ウォルトン

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