ベイシアnews|前橋プロセスセンターが「群馬県食品自主衛生管理認証」取得
(株)ベイシア(群馬県前橋市、橋本浩英社長)は、前橋プロセスセンターが、2017年8月に「群馬県食品自主衛生管理認証」を取得したと発表した。同センターは惣菜製造、食肉販売、食肉製品製造を担う。
「群馬県食品自主衛生管理認証制度」は群馬県が定めた食品安全性確保のための制度。第一義的責任を有する食品事業者のHACCP(ハサップ) の考え方に基づく自主的な衛生管理を推進し、衛生水準の向上を図ることによって食品衛生上の危害の発生を防止することを目的とする。
第三者機関の審査を経て、衛生基準を満たしていると認可された事業所にのみ、「群馬県食品自主衛生管理認証」が付与される。
ちなみにハサップとは、各国にその採用が推奨されている国際的に認められた衛生管理手法をいう。国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会が設けたもの。Hazard Analysis and Critical Control Pointの略称で、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染等の危害をあらかじめ分析し、その結果に基づいて製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという「重要管理点」を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する。
今秋、群馬県前橋市の惣菜店「でりしゃす六供(ろっく)店」で販売した惣菜を食べた女児がO157で亡くなったのは記憶に新しい。ベイシアは、群馬県が定めたその自主管理衛生認証を8月に取得していたわけだが、今日、10月26日まで待って発表したのは、何らかの配慮があったのだろうか。いずれにしろ、食品を扱う店舗も工場も、衛生管理は徹底しなければならない。その担保となる認証取得はお客の安心感につながるはずだ。
検索ワード:ベイシア 前橋プロセスセンター 群馬県食品自主衛生管理認証