マックスバリュ西日本news|リンコムと共同で全182店舗に「店番長」導入

マックスバリュ西日本(株)(広島県広島市、平尾健一社長)は(株)リンコム(東京都台東区、野村剛志社長)と共同し、チェーンストア企業向け多店舗運営ソリューション「店番長」を全182店舗に導入した。

「店番長」は多店舗運営に特化した革新的なクラウド・ソリューションだ。店番長を使って本部から店舗に指示や通達を出すことでチェーンストア運営の数々の課題を解決し、「実行力アップ」「業務効率化」を実現することができる。

マックスバリュ西日本では「店番長」の活用によって無駄な情報を省き、本部から店舗への指示量を削減させると同時に、店舗の実行率95%を実現した。

中四国エリアを中心に店舗展開するマックスバリュ西日本は、イオングループのスーパーマーケット事業再編に伴い、2019年3月に(株)マルナカ(香川県高松市、齋藤光義社長)、(株)山陽マルナカ(岡山市南区、宮宇地剛社長)と経営統合した。

その新たなスタートに向けて、準備を進めているが、今後の円滑な店舗運営を見据えた際、課題として挙がったのが、本部と各店舗とのコミュニケーション方法だった。本部から店舗への指示量が非常に多く、メールなど複数の連絡ツールに分散していた業務指示を集約する必要があった。

2020年4月から運用を開始し、マックスバリュ西日本全店の182店舗で「店番長」を利用している。

「店番長」の導入によって、どの部門からどのような指示が発信されているかが可視化でき、重複した指示の削減を図ることができた。1店舗の1カ月当たり平均指示件数で約160件削減でき、店舗にとってやるべきことが明確になった。店舗の指示実行状況も自動で集計されるようになり、実行率約95%と高い水準を維持している。

マックスバリュ西日本の藤本利和システム企画開発部長は次のようにコメントしている。
「導入のポイントは、店舗作業の『ムダ』である情報洪水からの脱却です。店舗では『必須の業務指示がどれで、何を実施すればよいかわからない』『もっとシンプルに実施しなければならないことだけを伝えて欲い』というニーズがありました」

「情報を発信する本部側では、店舗に指示を送信したことで仕事が終わったという勘違いをしている。この意識改革が重要であると考え、本部側の意識改革、店舗側のムダな業務指示(情報)選別という課題を一気に解決できるソリューションを探していました。『店番長』はシンプルでありながらも、弊社の求めている要件を満たしてくれると確信し、導入を決定いたしました」

2021年3月からマルナカ店舗、山陽マルナカ店舗を加えて、約400店舗での利用がスタートする。

リンコムは、 1000社以上の導入実績を持つグループウェア「リンコム ネクスト」で培ったノウハウをもとに、 チェーンストア企業向け多店舗運営ソリューション「店番長」を開発し、 多くのチェーンストア企業が抱える課題の解決に日々挑んでいる。1997年1月の設立。

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