イオンビッグnews|イシダとAI画像識別活用ラベル誤貼付防止システム開発
イオンビッグ(株)(愛知県名古屋市、三浦弘社長)と(株)イシダ(京都市左京区、石田隆英社長)は、「AI画像識別による食品ラベル貼り間違い防止システム」を共同開発した。

スーパーマーケットなどのバックヤードでは、多種多様な商品を人が計量し、ラベルを発行・貼付しているが、見た目が似た商品へのラベル貼り間違いが課題となっていた。例えば、「若鶏むね肉」と「若鶏もも」、「豚肉ロース」と「豚肉かたロース」など、畜産・水産部門では類似商品が多く、作業者の経験に頼る部分が大きい。ラベルの誤貼付は、食品表示法違反のリスクだけでなく、アレルギー情報の誤表示による重大な健康被害につながる可能性もあり、小売業界全体の課題となっていた。
この課題を解決するため、両社は「AI画像識別による食品ラベル貼り間違い防止システム」を共同開発した。同システムは、イシダ製の自動計量包装値付機(WM-AI LX)に搭載している。使用法は以下の通り。
1. 作業者が自動計量包装値付機で商品情報(例:「若鶏むね肉」)を設定する。
2. 商品を計量皿に載せると、内蔵カメラが商品を撮影。
3. AI が瞬時に画像から商品を識別し、1で設定された商品情報と一致しているかを判定する。
4. もし商品が異なると AIが判断した場合(例:設定は「若鶏むね肉」だが、載せられたのは「若鶏もも肉」)、操作画面上にアラートが表示され、ラベル発行をストップ。作業者に貼り間違いを未然に知らせる。

2023年6月からイオンビッグ店舗で実施した実証運用では、AI による識別正答率 99.9%という高精度を実現。食品表示の信頼性向上とバックヤード作業の効率化に加え、現場で働く従業員の心理的な負担軽減にも大きく貢献する。
同システムは、2026年4月以降にイシダから販売を予定しており、イオンビッグ各店の畜産部門へ順次導入を計画している。
