ベルクnews|店舗開発にSENSY社のAIシステム導入/誤差率7%台まで改善

(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、原島一誠社長)は店舗開発にDXを推進するためにAIシステムを導入する。

導入するシステムは、AIプラットフォーム開発企業のSENSY(センシ―)社と共同開発した「SENSY GeoScope」。ベルクは2023年からセンシー社と共同研究を進めていて、2024年秋以降のトライアル運用を経て、出店候補地の初期評価・売上予測・商圏分析・競合分析を一体で行う実務ツールとして活用を開始した。

システムは、地図上で候補地を指定すると、AIが既存店のPOSデータ、商圏人口、競合店、道路・駐車場条件など多様なデータを統合し、売上予測を提示する仕組み。従来は担当者の経験や外部調査に依存していた判断材料を、客観的かつ再現性のある形で整理する点が特徴だ。

今回、本格導入するアップデート版では、商圏人口や競合状況などの情報を自動生成する「新AIレポート」、売場面積・駐車場台数・併設テナントなど条件変更による売上影響を比較できる「シナリオシミュレーション」機能を追加した。複数案を並行検討できるため、意思決定のスピードと出店精度の向上が期待できる。

センシー社によると「AIが一方的に答えを出すのではなく、現場の知見を補完し、経営判断に使える形で情報を整理することが重要」とコメントしている。また、ベルクとの共同開発により、予測誤差率は中央値で7%台まで改善したという。

ベルクは、2030年に向けたデジタル活用の一環としてAI導入を進めており、売場領域では、需要予測・発注最適化を展開してきた。今回、店舗開発領域へと活用範囲を拡大することで、高度な出店戦略を推進する。

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