JCペニーnews|既存店売上高0.3%増加するも売上高7.5%減少で赤字倍増
全米チェーンストアランキング34位の JCペニーは、8月4日で終わった第2四半期の決算を発表した。
売上高は、27億6200万ドル(1ドル100円換算で2762億円)で、前年同期比7.5%の減少。既存店売上高は0.3%増加したものの、営業損失が3600万ドルで、今期の純損失は1億100万ドル(前年度は4800万ドルの赤字)になった。
同社CFOのジェフリー・デービスのコメント。
「今期の既存店売上高は0.3%増加した。5月と7月は特に堅調で、予測を上回った。女性の商品に改めてフォーカスしたことが奏功した。現在、在庫適正化を進めており、無駄な値下げを減らし、将来に向けて確固たる土台を築いていく。その結果として、2018年度の利益予測を下方修正する。」
JC ペニーは、日本では「ゼネラルマーチャンダイズストア」の業態とされるが、アメリカでは「ディスカウントデパートメントストア」。1902年、ジェームズ・キャッシュ・ペニーによって創業された。シアーズと並ぶ老舗チェーンである。そのモットーは「商売のゴールデンルール」。「さらば、すべて、人にせられんと思うことは、人にもまた、そのごとくせよ」(新約聖書マタイ福音書7章12節)である。
マービン・エリソン辞任後、CEOの席は空席であるため、役員会の最優先項目となっている。