ターゲットnews|第3Q増収増益で好調/純利益3割増・eコマース49%増

ターゲット・コーポレーションは11月20日、2019年1月期の第3四半期決算を発表した。

8月~10月の売上高は178億2100万ドル(1ドル100円換算で1兆7821億円)となり、前年同期比5.6%増で推移した。既存店は客単価が0.2%減だったが客数が5.3%増と好調に伸びて、既存店売上高は5.1%増。営業利益は8億1900万ドルで3.3%減ったものの、純利益は6億2200万ドル(622億円)で30.2%の伸びを示した。

さらにeコマースは49.0%の大幅増となり、第3四半期売上高の6.0%を占める。

粗利益率は0.9ポイント減少の28.7%、販管費率は前年と変わらず22.1%だった。

アメリカの小売業は1月末決算の企業が多く、第3四半期はホリデーシーズン前に当たるため、他の四半期よりも業績が鈍化する傾向がある。しかしターゲットの第3四半期は増収増益だった。

その要因は、トイザらスが倒産したことを受けて、玩具売場を昨年の2倍に拡張したこと、さらに顧客の利便性を図るために新しいチェックアウトシステム「スキップ・ザ・ライン」を導入したこと。ターゲットはさまざまな新しい店頭施策を講じている。

しかしターゲットにとって一番大きな理由は、顧客名簿漏洩問題から2年が経ち、離れていた顧客が戻ってきていることだろう。この間、ターゲットは真摯に顧客対応し続けた。

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