ウォルマートnews| CVSヘルス傘下のPBM「CVSケアマーク」と再契約

ウォルマートは、ドラッグストアチェーンのCVSヘルス傘下のPBM(Pharmacy Benefit Manager:薬剤給付管理会社)であるCVSケアマークとの調剤処方の契約更新を行わず、同社のネットワークから外れることを公表していた。

契約更新に至らなかったのは、処方料に関する交渉が決裂したためだが、その後の話し合いで合意が成立したと発表した。

PBMは、医薬品のコストをおさえたい保険会社や消費者と契約を交わして、代わりに製薬メーカーと価格交渉する仲介ビジネスである。多くの保険会社や小売業と契約して、その規模の強みを活かして値引きを引き出す。調剤保険適用の管理を行いつつ、薬局やドラッグストアとネットワーク契約する。

アメリカではPBMトップがエクスプレススクリプト(Express Scripts)、第2位がCVSケアマーク、第3位がユナイテッド・ヘルスで、この3社による三占状態だ。

CVSヘルス傘下のCVSファーマシーの薬剤給付管理はもちろんCVSケアマークが担当しているが、そのケアマークがウォルマートと契約していて、それが再契約されたことになる。

この合意は複数年に渡るものだが、合意の詳細は明らかにされておらず、新しい契約の金銭的条件も開示されていない。

CVSケアマークにとってはウォルマートのスーパーセンター、ディスカウントストア、ネイバーフッドマーケットの4700以上のドラッグ部門がネットワークに戻ることで、全体では6万8000ほどの薬局ネットワークとなる。

一方、ウォルマートにとっては、CVSケアマークが調剤管理する顧客の処方が可能となり、同社への来店動機にもなる。

CVSヘルスはウォルマートのライバル「ターゲット」のドラッグストア部門を買い取って、その店内で営業をする。したがってウォルマートとターゲットという2大ディスカウントストアチェーンの調剤管理をするとともに、自社グループのCVSファーマシーも担当することになる。

また、ウォルマートは、以前から調剤販売に関して、医療保険会社ヒューマナと提携している。これに加えて、19年1月から同じく医療保険会社であるアンセムともOTC薬品の販売に関して協業する予定だ。

ウォルマートは、ウォルグリーン、CVファーマシーに次いで調剤小売り販売では米国第3位の売上げ規模をもっている。もちろんHBC(ヘルス&ビューティー・ケア)を含めた大きな意味でのドラッグストア部門ではトップである。

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