アルバートソンnews|クラウドサービスでマイクロソフト「AZURE」を導入

米国スーパーマーケットチェーン第2位のアルバートソンは、マイクロソフトとの提携を発表した。

同社はパブリッククラウドとしてマイクロソフトのAZURE「アジュール」を3年契約で使用する。CNBCニュースが報じた。

クラウドサービスでは、アマゾンが最大のシェアを占めており、マイクロソフトはかなり水をあけられた2番手である。だが、アマゾンによるホールフーズマーケットの買収後、マイクロソフトに切り換える小売業が増えている。

「アジュール」の契約をすることで、既存のサブスクリプション(オンライン定期購入)を拡大し、同時にMicrosoft365製品バンドルに切り替える。そして、将来的にはマイクロソフトの人工知能(AI) を使用する計画である。

すでに、マイクロソフトのキャッシャー・レスのシステムは、本社所在地のアイダホ州ボイジーの店舗で導入されているほか、アルバートソンが買収したPlated(プレーテッド)社のミール・キット・サービスにも実験的に取り入れられている。ミール・キットは通常、オンラインの宅配サービスによって提供されるからだ。

マイクロソフトは大手小売業の顧客を徐々に増やしており、ギャップ、ウォルマート、クローガーなどともすでに提携している。〈マイクロソフト+大手チェーンストア〉の構図でアマゾンを急追する流れである。その意味で、小売業界のクラウド・ビジネスは、アマゾンとマイクロソフトの2大陣営に分かれていく。この面でも同盟的な「複占」の様相を呈してくる。

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