コストコnews|第2Q総収入354億ドル・7.3%増/営業利益18.4%増
コストコホールセール(ワシントン州イサクア市、クレイグ・ジェリネックCEO)は、2月17日に終了した2019年度第2四半期の業績を発表した。
第2四半期の売上高は前年同期比で7.3%増の346億2800万ドル。会員費収入を含めると、353億9600万ドル(1ドル100円換算で3兆5396億円)、こちらも7.3%の増加だ。営業利益は12億0100万ドルで18.4%の増加、純利益は8億8900万ドルで26.8%の増加。この第2四半期も増収増益である。
既存店売上高は5.4%増、ガソリン販売と為替の影響を除くと、6.7%の増加だ。
現在、世界11カ国に770店舗を展開している。米国とプエルトリコに535店舗、カナダに100店舗、メキシコに39店舗で、北米大陸に674店舗。イギリスに28店舗、日本に26店舗、韓国に15店舗、台湾に13店舗、オーストラリアに10店舗、スペインに2店舗、フランスに1店舗、アイスランドに1店舗。東アジアに54店舗、ヨーロッパは32店舗と、なぜか東アジアに強い。そして2019年後半には中国上海市への出店を計画している。
米国、カナダ、英国、メキシコ、韓国、台湾ではeコマースのWebサイトを運営している。eコマースは順調に成長していて、為替の影響を除いて25.5%伸長している。今年度中には日本とオーストラリアでWebサイトを開始する予定だ。
社員の最低賃金を時給14~14.50ドルから15~15.50ドルに7%程度引き上げるほか、スーパーバイザーの昇給、時給社員へ有給の「ボンディング・リーブ(家族などと過ごすための休暇)」提供も加えるため、今後の四半期業績の利益面に0.03%~0.04%影響すると発表されている。
設備投資では、ネブラスカ州の鶏肉の加工工場を’19年後半に稼働させる予定。また、eコマースのフルフィルメントセンターを1カ月前にカリフォルニア州のミラロマのデポで稼働させているが、今年中にさらに2カ所建設する計画である。
相変わらず堅調な業績を上げている。