クローガーnews|無人自動運転車による商品配達をテキサス州にも拡大
米国スーパーマーケット第1位企業のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は、4月16日、自動運転車による食料品配達サービスをテキサス州ヒューストンに拡大すると発表した。
このサ-ビスはロボット開発企業のニューロ社と提携して昨2018年12月からアリゾナ州スコッツデールの店舗で行われている。導入当初はニューロ社のマニュアルを使ったプリウスの自動運転車が用いられる。
今年の後半には、ニューロ社が独自に開発した無人自動運転車「R-1」を使って配達を始める。「R-1」は高さ約1.8メートル、幅は一般的なセダンの半分ほどで、最高時速は約40キロ。屋根に設置されたセンサー、レーダー、カメラを使って目的地へ向かう。到着するとアプリやメッセージなどで顧客に開錠コードを送信し、顧客がそれを入力すると自動運転車のドアが開き、食料品が取り出せるという仕組み。車内は2つの部分から成っていて、それぞれに食料品の袋が6つずつ入る。
対象となる店舗は、サウスポストオークロード店とバッファロー・スピードウェイ店。顧客はクローガーのサイトかアプリで注文するか、直接店舗でオーダーする。注文は毎日受け付ける。商品の配達は即日か翌日で、料金は一律5.95ドル。最低購入額は設定されていない。
クローガーは、英国のEコマース企業「オカド」とも提携しており、最新のフルフィルメント・センターを建設中である。