JCペニーnews|第1Qは24億ドル・5.6%減収/1.5億ドルの純損失の赤字

JCペニー(テキサス州プラノ市、ジル・ソルタウCEO)は、5月4日で終了した2019年第1四半期決算を発表した。同社は日本ではGMSといわれる業態で、全米チェーンストアランキング38位。

売上高は、24億3900万ドル(1ドル100円換算で2439億円)で、前年同期比5.6%の減少。既存店売上高も5.5%減少した。営業損失が9300万ドルで、今期の純損失は1億5400万ドル(前年度は7800万ドルの赤字)になった。

昨年10月に新CEOとなったジル・ソルタウ氏の決断で、今年2月に伝統の家電売場を撤去した。その影響が今期の既存店売上げダウンに0.2%影響している。

そのジル・ソルタウCEOは基本の徹底を謳う。「経営幹部チームの再編成、品揃えの大幅な調整、在庫の適正化など、鍵となる目標は順調に進んでいます。在庫は16%圧縮され、キャッシュ・フローは改善しました。さらに適正な在庫や品揃えをするための施策を進め、投資リターンを最大にしていきます。JCペニーの小売業としての土台を再確認し、顧客の要望と期待に応えられるようにします」と述べている。

〈ジル・ソルタウCEO〉

この赤字決算発表後、同社の株は7%以上も下がり、株価は0.93ドルと、1ドルを割った。ソルタウ氏は再建には時間がかかり、辛抱強く見て欲しいと訴えているが、株式市場はそれほど我慢強くない。シアーズやラジオ・シャックの二の舞になる可能性もある難しい状況である。

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