ノードストロームnews|第2Q/3800億円5%減収もEC4%増が貢献
米国百貨店第2位のノードストローム(ワシントン州シアトル、エリック・ノードストロームCEO)が8月3日で終了した2019年第2四半期決算を発表した。
売上高は37億7800万ドル(1ドル100円換算で3778億円)、前年同期比マイナス5.1%だった。このうち、フルライン店舗の売上高は6.5%、オフプライス店舗の売上高は1.9%、それぞれ減少した。
純利益は1億4100万ドル(141億円)でマイナス13.0%の減益となった。1株当たりの利益は5.3%減少して0.90ドルだった。
一方で、オンライン売上高は全体の30%を占めており、前年比では4%伸びている。また、ロイヤルティ・プログラム「ザ・ノーディー・クラブ」の現会員は1200万人で、その売上高は12%増加して全体の64%を占めている。
同社のエリック・ノードストロームCEOは、「経費節減と在庫管理を徹底したことで、利益率が改善しました。今後とも売上高の増加にフォーカスしていきます」と述べている。
〈エリック・ノードストロームCEO〉
今期は7月4日にニューヨーク市スタテン島にEmpire Outlets 36をオープンした。8月3日時点での総店舗数は381店で、フォーマット別店舗数は次の通り。
•百貨店(フルプライス)業態
Nordstrom full-line(アメリカ) 113店
Nordstrom full-line(カナダ) 6店
その他 12店
•オフプライス業態
Nordstrom Rack(アメリカ) 242店
ラストチャンス 2店
Nordstrom Rack(カナダ) 6店
通期では、売上高が横ばいから2%減少、1株当たりの利益が3.25~3.65ドルへ予測を上方修正している。