ウォルマートnews|米国内全店で電子たばこ販売を中止
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は20日、アメリカ国内のウォルマートおよびサムズクラブ店舗で電子たばこの販売を中止することを社員に通達した。
近年、電子たばこが原因とみられる肺疾患や死亡例が世界中で報告されている。アメリカ連邦規制当局は、健康上のリスクを背景に、風味付き電子タバコを禁止する方針を打ち出していて、ほかの国でも全面禁止にする動きがある。
ウォルマートの社員通知メモでは、連邦・州・地方それぞれで電子たばこ規制が複雑化し、不透明になってきていることが販売中止の理由として挙げている。
現在ウォルマートでは電子たばこ最大手の「JUUL Labs」や「Njoy」「Blu」などのブランドを扱っているが、在庫がなくなり次第、販売を終了する。
アメリカではほとんどの州で18 歳からたばこを購入することを法律的に認めているが、ウォルマートは今年の7月からたばこの購入年齢を21歳に引き上げた。また、フルーツ風味の電子たばこの販売を中止することも表明している。