メイシーズnews|第3Q売上高4.3%減・純利益67.7%減の減収減益

全米チェーンストアランキング18位の最大手百貨店メイシーズ (オハイオ州シンシナティ、ジェフリー・ジェネットCEO)は、11月2日で終了した2019年度第3四半期決算を発表した。

売上高は51億7300万ドル(1ドル100円換算で5173億円)で、前年同期比4.3%マイナス。既存店の売上高はライセンス販売を含めると3.5%、直営部門だけで3.9%減少した。営業利益は64.6%マイナスの5200万ドル(73億円)、純利益は67.7%マイナスの200万ドル(2億円)だった。

同社のジェフ・ジェネットCEOは「7四半期続いた既存店の売上増加が、今期は減少となりました。昨年の第3四半期が好調だったので、今期のマイナスは予想していましたが、実際はその予想を上回るものでした。寒冷シーズンの到来の遅れ、外国人観光客の減少、モール店の不振などが売上げ低迷の要因です。しかし、今年の前半にあった過剰在庫は一掃され、売上げと利益のバランスをとることができ、結果的に経費の節減ができました」と述べている。

さらに、「ホリデー商戦の戦略の準備はできています。ウェブ・サイトとスマホのアプリを更新し、グロース150の店舗とバックステージのアップグレードを終えており、即日配達と店舗ピックアップの準備もできています。これら多くの選択肢によって顧客にアピールできると信じています」と続ける。


〈ジェフ・ジェネットCEO〉

2019年度通期では、売上げで2.0%プラスから2.5%マイナスへ、全体の既存店売上げで1.0%プラスから1.5%マイナスへ、1株当たりの調整後利益で2.57ドルから2.77ドルへ下方修正している。

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