クローガーnews|UFCWと共同で社員の「緊急対応要員」仮身分を要求

新型コロナウイルス感染が蔓延するなか、米国食品小売業界でも社員の安全に関する不安が広がっている。そこでクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は、社員に緊急対応要員として仮の身分を与えてもらえるよう、連邦政府と地方自治体に対して要請する声明を UFCW(United Food and Commercial Workers:全米食品商業労働組合)と共同で発表した。

社員が仮の緊急対応要員として認められれば、医療関係者に準ずる資格が得られる。マスクや手袋など個人用保護具を優先的に取得でき、新型コロナウイルスの優先検査対象となる。

多くのスーパーマーケットでは、ウイルス感染を防ぐために、ソーシャル・ディスタンシングのサイン、店内の一方通行、遮断ガラス設置、入店制限などの策を講じている。しかし、社員は品出しなど、通路で仕事をすることも多く、接客もしなければならない。つねに危険と隣り合わせで仕事をしている。

これはただ単に食料品販売に携わる労働者を保護するにとどまらず、ひいては顧客と食糧供給者全般を保護することでもある。

UFCWは約130万人の食料品販売に従事する人々、ミートパッキングや食品加工に携わる人々、およびその家族を代表する米国最大の民間労働組合である。米国内50州、カナダ、プエルトリコでサービスを提供する。

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