ウォルマートnews|ショッピファイと提携してマーケットプレイスを拡大

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、2021年1月期の第1四半期でeコマースの売上高が前年同期(37%増)の2倍の74%増となったと報告している。このうち第三者セラーの成長率は通常のセラーのそれを上回っているため、今後、中小のセラーを加えて品揃えを拡大する構想を打ち出した。そのため、ショッピファイ(Shopify)と提携することを発表した。

ショッピファイは、月決めのサービスで中小のセラーのオンライン販売をサポートする。フェイスブック、メセンジャー、バイ・ボタン、アマゾン、インスタグラムなどを通じた販売も斡旋する。米国では「アマゾン・キラー」と称されて、ショッピファイの導入企業は100万社を超えて、現在も急成長している。2019年12月期決算で売上高は約15億ドル、1ドル100円で換算すると年商1500億円のベンチャー企業だ。

サイト構築、フルフィルメント、クレジット・カード決済から顧客サービスまでオンライン販売に付随したサービスを提供することで、セラーの運営を助けている。

ショッピファイはセットアップ費用はかからないが、月々29~299ドルの費用でさまざまなサービスを提供する。クレジット・カードの決済では、購入額の2.9%と1件当たり30セントの費用が別にかかる。

ウォルマート・コムでは、今年1200のショッピファイのセラーを加えて、同社のマーケットプレイスを拡大させる計画だ。

敵の敵は味方。アマゾンを最大の敵とするウォルマートにとって、ショッピファイとの提携は大きなインパクトをもつ。

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