ブラックフライデーnews|米国オンライン販売が前年比22%増の90億ドル

「ブラックフライデー (Black Friday)」は、アメリカ合衆国で11月第4木曜日のサンクスギビングデー(感謝祭)の翌日の金曜日を指す。今年は11月27日だった。この「黒字の金曜日」がアメリカ小売業の「1年で一番売れる日」とされている。

今年のブラックフライデーは例年とは少し様子が異なる。COVID-19パンデミックの影響で、消費者は小売店やモールでのショッピングを避け、オンラインショッピングを選択した。

センサーマティック・ソリューションズのデータによると、今年のショッピングモールでの買物客は昨年に比べて52.1%減少した。また、ホリデー商戦の山場となる6週間の客足は、22%~25%減少するとも予測されている。

ブラックフライデー前日のサンクスギビングデーは、チェーンストア最大手のウォルマートやターゲットをはじめ、多くの小売店が休業したことで客数は前年比で94.9%も減少した。

一方、アドビ・アナリティックスの算出によると、サンクスギビングデーのオンライン販売額は前年比で42.3%増の60億ドル(1ドル100円換算で6000億円)に、翌日のブラックフライデーでもオンライン販売額は、前年比21.6%増の90億ドル(9000億円)に達した。

これはオンライン小売企業(オンラインとリアルのオムニチャネル企業も含む)上位100社のうち80社を対象に実施した調査によるもので、昨年のサイバー・マンデーに次ぐ2番目の記録となった。このうちの37%はスマートフォンでの買物だ。

購入商品は、玩具ではホット・ウィールズ、レゴセット、電子機器ではアップルのワイヤレスイヤホン、アップルウォッチ、アマゾンエコーなどだった。また、オンラインで購入した商品の店舗ピックアップも前年比で52.0%増加した。

なお、アドビ・アナリティックスは、今年の「サイバーマンデー」のオンライン売上げは、前年比で15%~35%増の108億ドル~127億ドル(1兆0800億円~1兆2700億円)に達すると予測している。

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