ターゲットnews|’20年総収入936億ドル19.8%増/EC145%伸長

米国ディスカウントストアチェーンのターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は、1月30日で終了した2021年1月期の第4四半期と通期決算を発表した。

第4四半期の売上高は279億9700万ドル(1ドル100円換算で2兆7997億円)で、前年同期比は21.0%増、総収入は283億3900万ドル(2兆8339億円)の21.1%増と20%台の伸長率を示した。営業利益は18億3600万ドル(1836億円)で53.2%増、純利益に至っては65.6%増加して13億8000万ドル(1380億円)と絶好調だ。既存店売上高は20.5%、客数は6.5%、客単価は13.1%それぞれ増加した。

そして通期で見てもターゲットは好調な成績を残した。売上高は924億ドル(9兆2400億円)で前年比19.8%増、総収入は935億6100万ドル(9兆3561億円)でこちらも19.8%増。2020年度の売上高は前年度より150億ドルも増えた。これはターゲットの過去11年間の売上高の増加を合算した額よりも上回っている。

営業利益は40.4%伸びて65億3900万ドル(6539億円)、純利益は33.1%増加して43億6800万ドル(4368億円)となった。通期の既存店売上高は19.3%増、客数は6.5%増、客単価は13.1%増。

ECの既存店売上高は145%も伸び、前年より100億ドル近く増加した。これは即日配送サービスが235%増加したことによるものだ。

ブライアン・コーネル会長兼CEOのコメント。
「耐久性と拡張性があり、持続可能なビジネスモデルを構築するために長年、投資を続けてきた結果、2020年度は記録的な成長を達成しました。パンデミック下で安全なサービスを提供するターゲットをお客さまが選んでくれたのです」

「ターゲット独自のマルチカテゴリの品揃えの強さと、利便性と信頼性の高いフルフィルメントオプションを提供することにより、2020年度は90億ドル近くの市場シェアを獲得し、収益は150億ドル増加しました。2021年以降を見据えると、ビジネスやチーム(従業員)への投資を継続できるだろうと考えています。われわれが確立した強力な基盤は、今後数年にわたって収益性の高い成長を実現し、市場シェアを拡大させるでしょう」

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