アマゾンnews|ホールフーズに手のひら認証決済「アマゾン・ワン」導入

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)は、傘下のホールフーズ・マーケットに非接触型の生体認証デバイス「Amazon One(アマゾン・ワン)」を導入する。

アマゾン・ワンはスキャナー装置だ。クレジットカードを差し込んで手のひらをデバイスにかざすと、その人の手のひらの特徴と決済メカニズムが連動するようになる。一度クレジットカードの情報が登録されれば、アマゾン・ワンのデバイスの上に1秒ほど手のひらをかざすことで入店できる。

アマゾン・ワンは昨年9月からシアトル地域の店舗に設置されている。「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」、「アマゾンゴー・グロサリー(Amazon Go Grocery)」、「アマゾン・ブックス(Amazon Books) 」、「アマゾン4スターストア(Amazon 4star Store)」、アマゾン・ポップアップ(Amazon pop Up)」などで使用されていて、顧客には好評だ。

アマゾン・ワンが最初に導入されるシアトル市内のホールフーズ・マディソン・ブロードウェイ店では、アマゾン・ワンを支払いの選択肢の一つとして導入し、非接触のチェックアウトの利便性向上を図る。

これまでアマゾン・ワンを利用していない顧客も、クレジットカードの登録をすると1分以内で利用できるようになる。また、プライム会員は、アマゾン・ワンのアカウントに連動させることで、ホールフーズ・マーケットのプライム会員割引を自動的に得ることができる。

アマゾンは、キャッシャーレスの「ジャスト・ウォーク・アウト(Just Walk Out)」とともに、アマゾン・ワンも他社へのラインセンス販売を計画していて、すでに具体的な話し合いが進んでいると言われる。生体認証だけ導入する場合、設備投資もそれほどかからず、既存のPOSシステムに統合することも可能だ。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧