ウォルグリーンnews|2Q売上高328億ドル4.6増/会員数40%増
ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ロザリンド・ブルーワーCEO)は3月31日、2021年2月28日で終了した2021年8月期の第2四半期決算を発表した。
第2四半期の売上高は327億7900万ドル(1ドル100円換算で3兆2779億円)で前年同期比4.6%増加した。営業利益は8億3200万ドル(832億円)で26.8%減少したが、純利益は10億2600万ドル(1026億円)で7.7%増加した。
上半期の売上高は642億1700万ドル(6兆4217億円)で前年同期比4.8%増加、営業利益は2億9800万ドル(298億円)で85.5%減、純利益は7億1800万ドル(718億円)で99.9%減少した。
戦略的優先事項の取り組み状況として、テクノロジーを駆使したヘルスケアの提供を社内で開始した。顧客中心のデジタルかつフィジカルな医療提供モデルの開発を目的としている。今年の夏が終わるまでに、これをウォルグリーン店内のビレッジ・メディカル40カ所に開設する予定だ。
また、デジタル売上げは第2四半期に前年同期比78%増加した。薬局のオートメーション化のため、iAの買収を含めた設備投資を拡大した。これにより薬局の効率および薬剤師の労働時間を改善する。
ロイヤルティプログラム「MyWalgreens」の会員は5600万人となり、今年度の初めから40%増加している。金融サービスの拡大、インスタカートと提携して即日配達を全米で提供するなど、顧客向けのサービスを拡大している。店舗での即日ピックアップサービスは、開始から400万件の注文に対応した。さらに英国のブーツでのオンライン売上げは今期倍増している。
2021年全体では、1桁台半ばから後半の売上増を予測している(為替の影響を除く)。
なお、3月15日に長年同社CEOを務めてきたステファーノ・ペッシーナ氏が退任し、取締役会長に就任した。CEOにはスターバックスの元COO兼社長のロザリンド・ブルーワー氏が就任した。
ロザリンド・ブルーワーCEO