ターゲットnews|新サステナビリティ戦略発表/40年に温暖化ガス排出ゼロへ
米国のディスカウントストア第2位のターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は6月22日、新たなサスティナビリティ戦略「Target Forward(ターゲット・フォワード)」を発表した。そのなかでは、「2040年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする」「2040年までにすべてのプライベートブランド(PB)商品を環境に配慮した設計にする」といった目標を掲げている。
ターゲット・フォワードは「顧客、パートナー、コミュニティなどすべての人にとって公平で再生可能な未来を共創する」というビジョンを掲げる。その方法として「持続可能な自社ブランドを設計し、向上させる」「ゴミをなくすためにイノベーションを起こす」「平等な機会と公平性を加速させる」という3つのテーマを定めている。
具体的な取り組み目標は以下の通り(一部抜粋)。
・2025年までに自社ブランドやブランドパートナーシップを組んでいるターゲット限定ブランドすべてを、ターゲットの持続可能性基準に準拠させる。
・2030年までに自社ブランド製品に使用される主要な原材料(林産物、綿など)を100%リサイクル、再生、または持続可能な方法で調達する。
・2040年までにすべての自社ブランド製品を循環型の将来に向けて設計する。
・2025年までに自社ブランドのパッケージに使われるプラスチックの年間総量を20%削減する。
・2040年までにターゲット全体で温室効果ガス排出量をゼロにする。
・2030年までにターゲットがサービスを提供するコミュニティを反映した、公平なチームを構築する。
ターゲットのブライアン・コーネルCEOのコメント。
「企業およびグローバルコミュニティの一員として、ビジネスと健全な地球環境を維持するためには、取り組みを前進させるための新たな方法を採用することが不可欠です。私たちは、サスティナビリティがビジネスの回復力と成長に結びついていること、そして私たちの企業がもつ規模によって良い変化を推進できることを理解しています。 『Target Forward』を進めることによって、ビジネスの隅々にまで影響を与え、パートナーとのコラボレーションを深め、次世代のより良い未来をつくることを保証します」