TJXnews|第2Q売上高121億ドル81.1%増/2019年比でも23.5%増と好調
米国のオフプライスストア(OPS)業態1位のTJXCompanies(マサチューセッツ州フレーミングハム、アーニー・ヘルマンCEO)が、2022年1月期第2四半期の決算を発表した。オフプライスストアは百貨店や専門店の売れ残り商品を集荷して販売する業態である。
第2四半期の売上高は120億7706万ドル(1ドル100円換算で1兆2077億円)で前年同期比81.1%増、純利益は7億8568万ドル(786億円)で、前年同期の純損失2億1422億ドルから回復した。
同社では昨年、パンデミックによって約半数の店舗が臨時閉店していたため、その反動で売上げが大幅に回復している。2019年比では、全店ベースで売上高23.5%増、既存店ベースで20%伸びている。
セグメント別の売上高(売上構成比)および、2019年と比較した既存店伸び率はMarmaxx(T.J.MaxxとMarshallsを合わせた呼称)が、73億4900万ドル(60.9%)で18%増。米国内のHomeGoodsが20億8300万ドル(17.2%)で、36%増。TJX Canadaが10億2200万ドル(8.5%)で、18%増。そしてヨーロッパとオーストラリアで展開するTJX Internationalが16億2300万ドル(13.4%)で、12%増。
なお、上半期の売上高は221億6372万ドル(2兆2164億円)で前年同期比100.1%増、純利益は13億1961万ドル(1320億円、前年上半期は11億0171億ドルの純損失)だった。
TJXでは、主にアパレルを取り扱うT.J.Maxx(ヨーロッパとオーストラリアではT.K.Maxx)バナーが1963店、Marshallsバナーが1250店、アウトドア用品のSierra Trading Postが52店、そしてカナダで展開するWinnersが290店。さらにインテリア家具を取り扱うHomeGoods846店とHomesense264店を加え、上半期終了時点で合計4665店舗を展開している。