ウォルグリーンnews|売上高1325億ドル(9%増)/初期診療施設の併設に注力
ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ロザリンド・ブルーワーCEO)は、8月31日で終わった2021年8月期の第4四半期および通期決算を発表した。
第4四半期の売上高は342億6200万ドル(1ドル100円換算で3兆4262億円)で前年同期比12.8%増加、営業利益は9億1000万ドル(910億円)で49.7%増加、そして純利益は6億2700万ドル(627億円)で68.1%の増加と好調に推移した。
さらに通期では、売上高1325億0900万ドル(13兆2509億円)で前年比8.6%増加、営業利益は23億4200万ドル(2342億円)で134%増加、純利益は25億4200万ドルの457%増という結果に終わった。
パンデミック下の取り組みとして、アメリカのウォルグリーンではこれまでに約4000万回のCOVID-19ワクチン接種や約1600万回の感染症検査を、イギリスのブーツでは国営の医療サービス「NHS」と協業して370万回の感染症検査を行っている。また、ウォルグリーン社員の最低時給を2022年11月までに15ドルに引き上げる。
ロイヤルティプログラム「MyWalgreens」の会員は第3四半期から13%増加して、8500万人となった。デジタル販売も引き続き加速しており、第4四半期には330万件におよぶカーブサイドとドライブスルーピックアップの即日取引が実施された。
また、プライマリーケア(初期診療)を提供するビレッジMDの株式を追加取得し、63%を保有する筆頭株主となった。ウォルグリーン店舗に併設される「ビレッジ・メディカル」施設は2025年までに600カ所、2027年までに1000カ所に拡大する計画だ。