CVSヘルスnews|新オムニチャネル戦略発表/今後3年間で900店舗を閉鎖
米国ドラッグストアチェーン大手のCVSヘルス(ロードアイランド州ウーンソケット、カレン・リンチCEO)は、顧客にとってより手ごろな価格で、アクセスしやすく、便利にヘルスケアを提供するするため、新戦略を発表した。
まず同社は、新たに「Chief Pharmacy Officer(チーフ・ファーマシー・オフィサー)」という薬局のオムニチャネル戦略を監督する役職を設置した。
さらに小売事業の戦略的見直しの一環として、顧客とのエンゲージメントを高めるための新しい店舗フォーマットを立ち上げる。3つの店舗フォーマットで地域のヘルス・デスティネーション機能を強化する。
1つ目はプライマリー・ケア・サービス(総合診療)に注力する店舗。2つ目は毎日の健康とウェルネスのニーズに沿った商品とサービスを提供するヘルスハブ店舗。そして3つ目が処方箋サービス、健康、ウェルネス、パーソナルケアなどの小売商品を提供する従来のCVSファーマシーの店舗。
これらの店舗を、地域の人口や消費者特性、将来性などを考慮し、最適なフォーマットを配置していく。これに伴い、今後3年間で毎年約300店舗、計900店舗を閉鎖する。CVSヘルスは現在、全米に約9900店舗を展開しているので、約1割の店舗を閉鎖することになる。
なおこのリストラの経費として、第4四半期に10億~12億ドルを計上する。