コストコnews|第2Q営業収益584億ドル5.7%増/下期は15店舗開設を予定
メンバーシップ・ホールセールクラブのコストコホールセール(ワシントン州イサクア市、ロン・ヴァクリスCEO)が2024年8月期の第2四半期決算を発表した。
第2四半期(11月~2月)の売上高は573億3100万ドル(1ドル150円換算で8兆5997億円)で前年同期比5.7%増、会員費収入が11億1100万ドル(1667億円)で8.2%増、それらを合計した営業収益は、584億4200万ドル(8兆7663億円)で5.7%増加した。営業利益は20億6200万ドル(3093億円)で8.4%増、純利益は17億4300万ドル(2615億円)で18.9%増だった。また1株当たり利益は3.92ドルで18.8%伸長している。
上半期の業績も好調で、売上高が1140億4800万ドル(17兆1072億円)で前年同期比5.9%増、会員費収入が21億9300万ドル(3290億円)で8.2%増、営業収益は1162億4100万ドル(17兆4362億円)で6.0%増の増収増益だ。営業利益は40億4600万ドル(6069億円)で10.7%増、純利益は33億3200万ドル(4998億円)で17.7%増。1株当たり利益は7.49ドルで17.6%増えている。
上半期の既存店売上高(ガソリンの価格と為替の影響を除く)は全体で4.7%増、アメリカ国内で3.1%増、カナダが7.8%増、その他国際部門が9.8%増。またEコマースは12.2%増加している。
リチャード・ガランティCFOのコメント。
「会員の更新率はアメリカでは91.9%、国際部門では90.5%だった。会員数は1億3000万人、世帯数では7340万世帯に上り、前年より7.8%増加した。このうちエグゼクティブ会員は全体の46%以上、売上げでは73%を占める。店舗面では2024年度に移転2店、新店30店を計画している。下期には15店の新規オープンが控えている。また会員費の値上げについては、更新率・ロイヤルティ・業績などを踏まえても早急に値上げする段階ではない」
2024年1月1日に長年CEOを務めてきたクレイグ・ジェリネック氏が退任し、COOのロン・ヴァクリスがCEOに昇格した。またガランティCFOも3月15日付けでCFOを退任し、2025年1月まで顧問としてコストコに残る予定だ。