Amazon news|アマゾン・ホールフーズ・フレッシュ3ブランドのECを統合
アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は10月9日(水)、オンラインストアと実店舗でのショッピングをより簡単にするため、「Amazon.com」、スーパーマーケットの「アマゾン・フレッシュ」、オーガニック・スーパーマーケットの「ホールフーズマーケット」の3つのブランドの商品を組み合わせ、ECを統合する新戦略を発表した。
アマゾンの3ブランドを統合運用することによって、プライム会員はグロサリー食品、オーガニック野菜、日用品から電子機器まで幅広い商品を、当日配達や翌日配達でまとめて注文ができるようになる。アリゾナ州フェニックスで実証実験されていて、今後は対応可能な拠点を拡大していく。
また、リアル店舗でも3ブランドの商品を購入できる仕組みを構築する。「アマゾンフレッシュ」は現在、米国内に52店舗あるが、そのうち26店に併設されているフルフィルメントセンターはすでに改修され、「ホールフーズ」と「Amazon.com」の一部商品を在庫する。
さらに、ペンシルベニア州フィラデルフィアにある「ホールフーズ・プリマスミーティング店」では、自動化されたマイクロフルフィルメントセンターを併設する工事が進められている。プライム会員はホールフーズ店内で買物をしながら、携帯電話のアマゾンアプリから洗剤やコーラといった、倉庫に在庫されている商品を注文すると、買物をしている間にバックヤードで注文商品が準備され、店舗での会計後には、マイクロフルフィルメントセンターのカウンターでピックアップができる仕組みだ。
オーガニック・スーパーマーケットのホールフーズでは通常、NBのコーラやスナック菓子は店頭に並んでいないので、これによって顧客はワンストップ・ショッピングが可能となる。もちろん、店頭でのピックアップだけでなく、配送を選択することもできる。
これらのサービスはプライム会員は35ドル以上の購入で、1時間以内の無料配達や30分以内のピックアップが提供される。またオンラインと店舗の両方でのプライム会員限定の特別割引などもある。もちろんプライム会員でなくても利用・注文はできるが、送料無料やスピード配送などの特典はない。