テスコFresh & Easyの売却先、確定か?
テスコのアメリカ部隊Fresh & Easy。
4月17日、店舗売却が決まっていた199店舗は、
投資会社Yucaipa Companiesが
買収する可能性あり。
アメリカの複数の報道機関が伝えている。
ユカイパは小売業などへの大口投資で有名な投資会社。
創業者のロン・バークルはForbesの長者番付に名を連ねる。
1994年、Ralphsを買収し、
1997年にFred Meyerと合併させ、
1998年にKrogerへ売却。
1995年、Dominick’sを買収し、
1998年、Safewayに売却。
大手スーパーマーケットのM&A劇の背後には、
ユカイパがいた。
最近では、
2011年にA&P(Great Atlantic & Pacific Tea Company)や
2012年にBarneys New Yorkの株式を取得。
そのユカイパが次に目を付けたのが、
Fresh & Easy。
報道によると、
ユカイパはFresh & Easy を買収後、
“Wild Oats Market”にバナー転換させる方針。
ちなみにWild Oatsは、
2007年にWhole Foodsに買収された
オーガニック・スーパーマーケットである。
当時、Wilds Oatsの大株主だったのが、
ユカイパだった。
この2カ月、まずは、
トレーダー・ジョーの親会社アルブレヒトファミリーが、
それからWhole Foodsが、
買収先として、憶測が飛び交っていた。
ようやく現実味のある情報が入ってきた。
しかし間に投資会社が入って、
その都度、勝手に社名や店名を変えると、
ややこしくて、いけない。
それがくるくるし過ぎると、
顧客無視になる。
店は地域の公器であり、
同時に店は生き物である。
そのことを忘れてほしくはないものだ。
検索キーワード: アメリカ テスコ フレッシュ・アンド・イージー ユカイパ ワイルド・オーツ M&A