青山商事ニュース|売上高2528億・伸び率5.2%の増収減益で経常8.3%確保

青山商事(株)(本社・広島県福山市、青山理代表取締役社長兼執行役員社長)は、2017年3月期の決算を発表した。

売上高2527億7700万円(前期比5.2%増)、営業利益202億1000万円(5.3%減)、経常利益210億8400万円(2.6%減)、当期純利益115億6800万円(2.5%減)と増収減益となった。

それでも営業利益率は8.0%、経常利益率は8.3%と高収益性を維持している。

セグメント別の状況は、以下のとおり。
中核部門のビジネスウェア事業は売上高1884億2600万円(前期比0.3%増)、セグメント利益(営業利益)194億6400万円(0.3%減)。

既存店では、青山グループ1600店舗突破を記念した「青山祭」の実施や、「EXILE TRIBE(エグザイルトライブ)」をイメージキャラクターに起用し、新たな顧客の取り込みを図った。レディスは、ミセス向けのキャリアスーツやフォーマルなどの品揃えを強化し、好調に推移した。

その結果、ビジネスウェア事業の既存店売上高は前期比99.1%。 主力アイテムのメンズスーツの販売着数は前期比98.8%の219万5000着、平均販売単価は前期比100.1%の2万7498円で、着数の減少を販売単価が少しカバーしたという恰好。

出店は29店舗。「洋服の青山」18店舗(内移転7店舗)、「ザ・スーツカンパニー」3店舗、新業態のレディス専門店「ホワイト ザ・スーツカンパニー」6店舗、およびカスタムオーダー店「ユニバーサル ランゲージ メジャーズ」を2店舗。閉店は7店。結果、期末店舗数は889店舗となった。

カジュアル事業は、2012年に米国American Eagle Outfittersと提携してスタートしているが、円安に伴う値上げ影響による客数減や、過剰在庫の処分を実施したことなどから、売上高166億8400万円(前期比96.4%)、セグメント損失(営業損失)15億5600万円(前期はセグメント損失2600万円)となった。新規出店は中核部門の「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」が6店舗。4店を閉店して、期末店舗数は34店舗となった。

「ミスターミニット」を展開する総合リペアサービス事業は、売上高が前期比4倍を超える118億1500万円と急増。営業利益は1億6300万円で、これも221.7%の檄増)。この事業が成長の芽となっている。

何かとAOKIホールディングスと比較されてきた青山商事だが、AOKIがブライダル事業やカラオケ、複合カフェに走ったのに対して、あくまでもファッションに固執して、対比的である。

検索ワード:洋服の青山 アメリカンイーグルアウトフィッターズ 青山商事 決算

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