大黒天物産news|17年5月期はSPF推進で売上高7%増・営業利益3%増
大黒天物産(株)(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)が、2017年5月期本決算を発表した。同社はディスカウントタイプのスーパーマーケット「ラ・ムー」「ディオ」を展開している。
2016年6月1日から2017年5月31日までの連結業績は、売上高1553億7900万円(前年同期比7.1%増)、営業利益58億5300万円(3.0%増)、経常利益59億2100万円(3.2%増)、純利益35億5300万円(5.2%増)となり、増収増益を達成した。
売上高対比の営業利益率、経常利益率はともに3.8%だった。
2017年度は品質・鮮度管理の徹底と、地域最安値の「価格保証宣言」に取り組んだ。その安さ追求の取り組みとして、中国物流RM(Retailing Manufacture)センターで、自社ブランド商品の開発・製造を積極的に進めている。大黒天物産は、製造小売業(SPF:specialty store retailer of private label food)化を推進しており、その拠点がこのセンターだ。2015年に稼働を始め、ドライとチルドを扱う。物流だけでなく、製造工場の役目も担う。
新設店舗は、岡山県に3店舗、兵庫県に1店舗、大阪府に2店舗、滋賀県に1店舗、和歌山県に2店舗、長野県に1店舗、新潟県に1店舗の計11店舗。新潟県へは初出店となった。一方で既存店舗12店舗の改装を行っている。
2018年5月期の連結業績は、売上高1645億円(前期比5.9%増)、経常利益62億6000万円(5.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益36億5000万円(2.7%増)を見込んでいる。グループで14店舗の新規出店、既存店1店舗の建替えと9店舗の改装を計画している。
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