【3月大店立地法新設届出】申請は75店、徳島、山口とイオンが続々

大規模小売店舗立地法に伴う新設届出を申請した3月の店舗が、経済産業省から発表された。1月は26店、2月は56店、そして3月は75店だった。各地区の詳細は下記のとおり。

北海道 3(札幌市3)
東北    4(青森県1 山形県1 仙台市2)
関東 35(茨城県3 栃木県3 群馬県3 埼玉県5 千葉県1 東京都4 神奈川県1
           新潟県6 長野県2 静岡県3 横浜市1 相模原市2 新潟市1)
中部    5(岐阜県1 三重県2 石川県1 名古屋市1) 
近畿    9(福井県1 滋賀県4 大阪府2 兵庫県2)
中国    8(岡山県3 広島県1 山口県3 広島市1) 
四国    7(徳島県3 香川県1 愛媛県2 高知県1)
九州  10(福岡県6 佐賀県1 熊本県1  宮崎県1 北九州市1)

3月の申請は関東が35店と一番多く、この統計では関東に含まれる新潟県が6店、埼玉県が5店と多かった。関東に続いて多い地方は九州の10店で、福岡県は6店が申請している。

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店舗面積をみると、四国徳島県の(仮称)イオンモール徳島が3万6405㎡と最大規模。2017年4月1日に新設予定で、約1年の大工事となる。

イオンモール徳島は、徳島市中心部から東へ約2.5Kmの「旧徳島リバーシティ」の跡地に開発される。中心市街地からのアクセスが良好な立地だ。2019年度には四国横断自動車道が小松島方面へ延伸する予定で、広域からの集客も期待できる環境にある。「阿波踊り」で有名な徳島市。『ココロおどるベイフロント』をコンセプトに、イオンはランドマークとして新たな町の賑わいを創出していく。

>>>「(仮称)イオンモール徳島の開発計画についてはこちらから

イオンモール徳島に続いて大型なのは、東京都で2店。(仮称)ホームセンターコーナン北区王子店の9801㎡と(仮称)新日比谷プロジェクトの9150㎡である。

後者は三井不動産が「三信ビルディング」および「日比谷三井ビルディング」の跡地において推進しているプロジェクトだ。オフィスと商業などから構成される大規模複合開発計画である。「国際ビジ ネス・芸術文化都心『日比谷』の街づくり」コンセプトの中核を担うプロジェクトで、芸術文化発信や、国内外のビジネス連携拠点として、東京圏で初となる国家戦略特区の区域認定を受けている。マスターデザインには、ロンドンを拠点とする建築事務所「ホプキンス アーキテクツ」を起用し、歴史や立地特性を最大限に活かした外装デザインやランドスケープを実現する。

>>>三井不動産ニュースリリースはこちらから

また山口県の(仮称)イオンタウン周南久留米はA棟が4319㎡、B棟が1331㎡、C棟が3185㎡で合わせて8835㎡となる。A区画には核テナントとして100円均一ショップのダイソーが出店予定で、B区画には核テナントとして宮脇書店徳山店(株)、ニッカシステムが出店予定。そしてC区画には核テナントとしてイオン系のスーパーマーケット・マックスバリュ西日本(株)が出店する予定。

>>>イオンタウン周南久留米の詳細はこちらから

店舗数では3月も、コスモス薬品の出店数が多く、1月の9店、2月6店に続き、3月も10店の申請をしている。また、他にもくすりのアオキ、中部薬品、くすりのコーエイなどが申請しており、ドラッグストアは続々と誕生する。

詳細は経済産業省出典の下記エクセル表を参照。

 ⇒平成27年度 大規模小売店舗立地法 法第5条第1項(新設)届出の概要 【2016年3月末】
 ⇒大規模小売店舗立地法 第5条第1項(新設)の届出件数【2016年3月末】

*上記の経済産業省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。

3月の申請でもイオンとコスモス薬品が目立つ。この傾向はしばらく続くだろう。

検索ワード : 経済産業省  大規模小売店舗立地法  3月末  イオンモール徳島 新日比谷プロジェクト

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