6月27日オープンの敷地19万㎡イオンモール名古屋茶屋、核店イオンで食品全レジ袋詰めサービス!

イオンは18日、名古屋市南西部の市街地開発エリア・南陽地区に敷地面積18万6000㎡の大規模ショッピングセンター(SC)「イオンモール名古屋茶屋」を6月27日にグランドオープンすると発表した。核店舗は「イオン名古屋茶屋店」で、「イオンシネマ」と「エディオン」がサブ核店舗。専門店196店舗を擁する。

イオン名古屋茶屋店では、全国のイオンで初となる食品売場の全レジでの袋詰めサービスや、商品をカートに載せたままレジ精算ができるカートインレジを導入をする。

 

aeonmall_20140421_01

 

モールは伊勢湾から1.5㎞の名古屋市茶屋新田土地区画整理事業地内の中心に立地する。新興市街地として開発が進む幹線道路に囲まれたエリアで、車でのアクセスに優れている。車30分圏内の商圏人口は40万世帯・96万人。敷地内に4100台分の駐車場を確保して対応する。モールオープンに合わせて周辺各駅から1日平均約230本の路線バスが運行するほか、名古屋市内中心部からも高速バスが乗り入れる予定で、公共交通機関による集客も図る。

 

延床面積13万2000㎡・全長300m・4層のモールデザインは、国内外で実績があるアメリカの建築設計事務所「LLA(ラグアルダ・ロウ・アーキテクツ)」が手掛け、空や雲、風、花などの自然の要素を取り込んだ環境デザイン志向となっている。1階南側の「レストランガーデン」はテラス感覚の開放的な空間としたほか、3階中央のフードコートは吹き抜けによって2つ空間をつくりだす手法を導入するなどデザイン性の高い設計を施した。

 

aeonmall_20140421_02

 

196店舗が集まる専門店には、「フォーエバー21」など愛知県初出店の36店舗のほか、「H&M」や「OLD NAVY」、新ブランドの「LE JUN」など感度の高いファッションブランドを多数導入する。「GU」も900㎡の店舗を展開する。また2階東側にはサブ核店舗として2600㎡の大型家電量販店「エディオン」のほか1000㎡の「無印良品」が出店し、総賃貸面積は7万5000㎡となる。イオンのフラッグシップモール「イオンモール幕張新都心」の総賃貸面積は4モール合わせて12万8000㎡で、核となるグランドモールの専門店数(オープン時)が237店舗。この名古屋茶屋のサイズは幕張新都心のグランドモールを思い浮かべるとわかりやすい。

 

aeonmall_20140421_03

 

幕張新都心でチャレンジした時間消費型、体験型のモールコンセプトは名古屋茶屋でも忠実に再現されている。1階には21店舗から構成されるレストランガーデン、3階には大人向け11店舗とファミリー向け5店舗の飲食店が入る2つのフードコート(900席)を配置した。4階には1800席・全12スクリーンを備えるサブ核店舗の大型シネマコンプレックス「イオンシネマ」、3階のホビーゾーンには売場面積1500㎡の「未来屋書店」をはじめ、「島村楽器」や料理教室の「ABCクッキングスタジオ」などが入居する。

 

aeonmall_20140421_04

 

さらに内科、歯科、眼科、皮膚科など総合的な診療科目を扱うクリニックモールも開設。名古屋市内にある寺院「八事山興正寺」は別院案内所を出店して挙式から永代供養までのライフイベントに関するサロンを展開する。

 

2010年3月にオープンした「イオン新瑞橋店」以来、愛知県内では4年ぶりの新店となる核店舗のイオン名古屋茶屋店は、やはり幕張新都心と同じ「イオンスタイルストア」となる。コンセプトは「なりたい明日のために、納得して買うことができる“幸せ”のご提供」で、コト・モノ・ネットのコンビネーションによるオムニチャネル化を進める。

 

aeonmall_20140421_05

 

1階は食品とHBCのフロア。5600㎡とイオン最大級のフロア面積で、地元食材や名古屋のご当地惣菜のほか、弁当は健康志向からボリューム重視のものまで用意。簡便食品も充実させ幅広い品ぞろえで食品を提供する。

 

注目はイオン初の袋詰めサービスの導入だ。終始カートから商品を降ろすことなく買物が行える完全なカートショッピングを実現するため、食品売場の全レジで従業員が商品の袋詰め作業を行う。お客が持参したショッピングバッグにも対応する。日本ではアクシアル リテイリングの原信ナルスと沖縄のサンエーが袋詰めを標準サービスとしているが、イオンもこれにチャレンジする。

 

また専門店の「イオンリカー」は店頭で800種類のワインを品ぞろえする。インターネット上の2200種類と合わせて計3000種類のワインを取扱う。HBCではナチュラル&オーガニックコスメや漢方薬のショップ、イオン調剤薬局を導入する。

 

2階のファッションと服飾雑貨のフロアは5700㎡。年齢ごとのセグメンテーションではなく、ライフスタイルに基づいてコーディネートされたトータルファッションを提案する。

 

3階で展開されるのは住関連品とキッズ向け商品。イオン葛西店の改装時に導入された「暮らしのサポートカウンター」を開設。リフォームや寝具選びなど生活上の様々な相談にのり、提案を行う。

 

イオングループが運営・管理するモール型SC「イオンモール」の数は14年2月末で124。イオンのSCは福井県以外の全国各地に進出している。だから46都道府県に平均2.7のイオンモールが存在する計算になる。イオンのモール開発はとどまるところを知らない勢いだ。

 

【イオンモール名古屋茶屋の概要】
住所: 愛知県名古屋市港区西茶屋2-11
核店舗: イオン名古屋茶屋店
サブ核店舗: イオンシネマ、エディオン
専門店数: 196店舗
敷地面積: 18万6000㎡
延床面積: 13万2000㎡
総賃貸面積: 7万5000㎡
建物構造: 鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)地上5階建て
駐車台数: 約4100台
駐輪台数: 約1050台
設計・施工: (株)大林組
開店日: 2014年6月27日 9:00グランドオープン
従業員数: SC全体で約2000名(イオン名古屋茶屋店 約700名)

 

検索キーワード: イオン イオンモール名古屋茶屋

関連カテゴリー

店舗 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧