フジnews|第2Q 1544億円1.7%減・経常利益26%減/食品・ECが好調
(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄会長兼CEO)の2021年2月期第2四半期は、営業収益1543億9000万円(前年同期比1.7%減)、営業利益25億7800万円(25.4%減)、経常利益35億6900万円(15.1%減)、四半期純利益21億5300万円(7.9%減)。中核事業のスーパーマーケットはコロナ禍で堅調だったが、外出自粛や3密防止から飲食業や総合フィットネスクラブ事業が大幅な減収となった。また大型ショッピングセンターの減収もカバーするには至らず、連結営業収益は減収となった。それでも通期では増収を見込む。
中心的事業である小売事業の営業収益は1524億0200万円(0.8%減)、営業利益は32億2000万円(21.3%増)。そのなかで、中核事業でもっともボリュームのあるスーパーマーケット事業は、内食需要の高まりに対応したことにより、フジは7.2%増、フジマートが21.3%増、フジマート四国が16.8%増と、好調に推移した。
1店舗を新設し、3店舗を改装した。また、3月に(株)ニチエー(広島県福山市、11店舗)、4月に(株)サニーTSUBAKI(愛媛県松山市、3店舗)が連結子会社としてグループに加わっている。
ノンストアリテイリングの移動スーパー「おまかせくん」は稼働台数も増えて、売上高は78.5%の増収。ネットスーパーも、コロナ禍で利用者数が増え、売上高は前年同期比29.6%増となった。
一方で、衣料品売上高は24.1%減、テナント売上高は15.5%減。緊急事態宣言時に営業時間の短縮や休業を実施したことや、夏祭やイベントの中止が相次ぎ、浴衣、水着などの夏物衣料の需要が落ち込んだ。
飲食業や総合フィットネスクラブなどの小売周辺事業の営業収益は165億9300万円(7.8%減)、営業損失3億6100万円(前年同期は営業利益6億4300万円)。