イオンnews|11月既存店はGMS・SM・ドラッグストア好調/イエナカ需要牽引

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)が主要11社の11月度の業績を発表した。

GMS事業のイオンリテールは、気温が前年より高く推移したものの、既存店売上高は前年比100.1%と、前月に引き続き2カ月連続で前年水準を超えた。イエナカ需要が続くなかで、農産、水産、畜産の食品部門が売上げを牽引した、また台所用品などの家事消耗品の売れ行きも好調だった。また、衛生用品や布地・ミシンといったの手芸用品も引き続き好調だった。

11月は前年に比べ土曜日が1日少なく、日曜日が1日多かった。お客さま感謝デーは20日(金)・30日(月)だった。昨年は20日(水)・30日(土)。

GMSの既存店売上高はイオンリテール(株)が100.1%、イオン北海道(株) が100.9%、イオン九州(株)が105.8%。

スーパーマーケット、ドラッグストアは前年を上回る水準を維持している。スーパーマーケットはマックスバリュ東海(株) が104.4%、マックスバリュ西日本(株) が103.7%、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株) が103.7%。

ウエルシアホールディングス(株)は107.9%。9月度を除き3月度から11月度まで前年を大きく上回っている。

ミニストップ(株)は94.5%。

専門店事業の(株)コックスは89.4%、 (株)ジーフットは91.7%と回復基調にある。(株)イオンファンタジーも93.2%と、順調に回復しつつある。しかし12月に入ってからのコロナ感染症第3波の拡大が再び、業態ごとに影響を与えそうだ。

なおイオングループでは今年6月に「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」を制定したが、11月には主な感染経路と考えられる閉鎖空間での飛沫感染防止対策を強化する内容などを新たに織り込んで改定している。また、イオンリテールは、自動買物かご除菌装置「ジョキンザウルス」を14店舗に先行導入するなど、独自のコロナ対策を進める。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧