イオンnews|4月既存店GMSが復活/前年反動からイオンリテール14.6%増
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)が主要社の4月度の売上高を発表した。
4月は緊急事態宣言の発令により、東京・大阪・兵庫・京都の4都府県のイオンモールなど28施設の専門店(生活必需品以外)を25日から休業したが、前年4月に全国に発せられた緊急事態宣言による売上影響の反動のほうが大きかった。
GMS事業のイオンリテール(株)では、内食需要に対応し、日配品、リカー、水産などの売上げが伸長したことで、食品部門の既存店売上高は前年、前々年実績を上回った。また、既存店の非食品部門も、イエナカ需要に対応したホビー部門が前年比で128%(前々年比113%)、健康増進ニーズに対応し全店規模に拡大展開したスポージアム部門が前年比224%(前々年比143%)と、コロナ下で拡大する需要を獲得して、売上げを大きく伸長させた。
自宅にいる時間が増加し、フラワーショップのガーデニング・グリナリーも大きく伸長した。
イオンリテールは既存店が前年同月比114.6%、全店では114.5%。
イオン北海道(株)は既存店が104.1%、全店では104.7%。
イオン九州(株)は既存店が105.0%、全店では合併効果もあって272.0%。
スーパーマーケット事業の主要各社は、前年の反動減があるものの、おおむね前々年の既存店売上げを上回った。
マックスバリュ東海(株)は既存店が92.4%、全店では94.4%。
マックスバリュ西日本(株)は既存店が95.5%、全店では合併によって190.9%。
ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスの既存店売上高は、前年4月に物販の既存店売上げが前期比107.4%と大きく伸びたことの反動影響があったものの、調剤の既存店売上げが前期比108.8%と、3月に続き好調に推移した。3、4月の累計では前年を上回っている。
ウエルシアホールディングスの既存店売上高は98.7%、全店では104.2%。
サービス・専門店事業の各社は、前年に多くの店舗が臨時休業したことの反動により大幅に前年実績を上回った。また、衣料品専門店のコックスは、4月にファッションマスク専門店Mask.comを期間限定店舗として2店舗オープンし、ギフト商品を強化するなど、新たな需要の創造に努めた。
(株)コックスは既存店が346.6%、全店では174.1%。
(株)ジーフットは既存店が213.6%、全店では203.9%。既存店が全店では
そしてミニストップ(株)は既存店が105.6%、全店では106.5%と堅調。