トライアルnews|2Q売上高6741億円67%増・店舗や商品で西友との融合推進
(株)トライアルホールディングス(福岡市東区、永田洋幸社長)が2026年6月期の第2四半期決算を発表した。
上半期(2025年7月1日~12月31日)の売上高は6741億1700万円(前年同期比67.0%増)、営業利益166億7700万円(71.9%増)、経常利益144億6200万円(36.1%増)、中間純利益が40億5700万円(33.8%減)となった。
営業利益率は2.5%、経常利益率は2.1%。

同社は2025年7月1日付で(株)西友の全株式を取得して完全子会社化。売上高1兆円を超える流通グループとしての基盤を確立した。西友との融合にあたって、まずは両社の強みであるプライベートブランド(PB)商品の一部について相互展開を進めるなど、シナジー創出に向けた取り組みを迅速に進めている。 また、トライアルの強みである惣菜の販売強化と西友での本格展開に向けて、両社が保有するプロセスセンターやセントラルキッチンの最適活用と稼働効率の向上に向けた体制整備を推進している。
セグメント別経営成績は、以下の通り。
流通小売事業の売上高は6719億0600万円(67.3%増)、セグメント利益は200億6100万円(88.9%増)。
トライアル店舗の運営では、できたての惣菜などの商品ラインナップの拡充に加え、PB商品開発を強化した。また、地域一番価格を目指した商品を一目で伝える 「エキサイティングプライス」を導入した価格訴求施策や、POPを活用した売場強化などの価値訴求施策に注力した。さらに、西友のPB商品「みなさまのお墨付き」の試験販売を実施。
トライアルの出退店状況は、メガセンター1店舗、スーパーセンター11店舗、smart1店舗、小型店5店舗を出店した一方で、smart3店舗を閉鎖した。12月末時点のトライアルの店舗数は、367店舗(うちFC3店舗を含む)。
西友店舗では、トライアルとの融合を機に「STAND TOGETHER 生活応援 厳選100」(現在は「スゴ×トク」に名称を変更)と銘打ったキャンペーンを実施。毎日の生活に欠かせない商品をお求めやすい価格で提供するなど、お客起点の売場づくりを推進した。
また「西友東陽町店(東京都江東区)」および「西友ひばりヶ丘店(東京都西東京市)」では、トライアルの惣菜・PB商品の販売や棚割りを導入するなど、新たな顧客ニーズの把握と支持獲得を目指す取り組みを進めている。
西友は、食品を主力とした「スーパーマーケット」と、食品から住居品や衣料品まで幅広く取り揃える大型の「ハイパーマーケット」の2つで構成されていて、新たに245店舗(スーパーマーケット170店舗、ハイパーマーケット75店舗(LIVIN5店舗を含む))が、トライアルグループに加わった。 期中にはスーパーマーケットを1店舗出店した一方で、スーパーマーケット1店舗、ハイパーマーケット1店舗を閉鎖したため、12月末時点の西友店舗数は244店舗となった。
さらに2025年11月には、西友の店舗を業態転換し、都市型GMSの再生モデル構築を目指した新フォーマット「トライアル西友」の1号店をオープンした。トライアルと西友両社の強みを融合した売場づくりと商品提案を通じて、首都圏における「ワクワクするお買い物体験」の創出に取り組んでいく。

これにより、トライアルグループの合計店舗数は、611店舗(うちFC3店舗を含む)となった。
リテールAI事業は売上高3億7700万円(23.6%減)、セグメント利益は2億3700万円(3674.6%増)。利な買物体験の提供や店舗オペレーションの省力化を目指したリテールテクノロジーの開発、またその導入拡大のために投資した。Skip Cartの導入推進によって、店舗のスループット(時間当たりのレジ通過客数・点数)が上昇している。2025年12月末時点の導入店舗数は274店舗、導入台数は2万2675台に上る(グループ外での導入も含む)。

不動産・リゾート事業を含むその他事業は、売上高14億5700万円(6.2%増)、セグメント利益は3億4600万円(27.3%増)。運営しているゴルフ場や旅館は、国内旅行の需要に加えて、アジアを中心とする訪日外国人観光客の需要を獲得した。
