コンビニnews|10月既存店セブン2.7%増、ファミマ6.0%増、ローソン2.4%増
コンビニ大手3社が10月度の営業実績を発表した。既存店売上高はセブン-イレブンが前年同月比102.7%、ファミリーマートが106.0%、ローソンが102.4%と、各社前年をクリアした。
セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は102.7%、客数は101.6%、客単価101.1%。チェーン全店(2万1275店)の売上高は102.7%。10月度は全国的に好天が続き、昨年に比べて気温の高い日が多かった。人の動きに合わせて実施した販促なども奏功し、既存店売上高および客数、客単価は昨年を上回った。
商品動向では、10月17日から10月23日に実施した「対象のパンを一度に 2 個(組合せ自由)買うと税抜き価格から 30 円引き」キャンぺーンが好調でペストリー分類の売上げを押し上げた。また10月度は、エリアごとに地産地消商品や地域になじみ深い商品を販売する「地域フェア」を9つのエリアで実施した。
ファミリーマートの既存店売上高は106.4%、客数は103.5%、客単価は102.4%。エリアフランチャイジーを含む国内全店(1万6456店)の売上高は99.5%。
10月度はPB「ファミマル」が立ち上げから2周年を迎えた。新たに立ち上げたパンカテゴリの「ファミマルベーカリー」やデザートカテゴリの「ファミマルスイーツ」の新商品や、手巻おむすびのリニューアル商品が売上げ向上に貢献した。
9月に実施したお中元の余剰在庫を安く販売する「訳ありセール」では約0.6トンの食品ロスを削減した。また「ファミマのエコ割」や、特殊な包装技術を活用した商品の消費期限を延長する取り組みなどによって直近の食品ロス削減率は2018年対比で約27%を実現している。
ローソンおよびナチュラルローソンの既存店売上高は102.4%、客数は105.3%、客単価は97.3%。国内全店(1万4625店)の売上高は103.0%だった。
ローソンストア100の既存店売上高は101.6%、客数96.7%、客単価105.1%だった。
10月度は、リニューアルしたおにぎり、店内調理サービス「まちかど厨房」の調理パン、ベーカリーの新商品「じゅわバタ塩メロンパン」などが売上げを牽引した。また「無印良品」の焼菓子、化粧品などの販売が好調だった。