PPIHnews|10月既存店3.9%増/ディスカウント6.2%増・GMS3.0%減
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が 2024年10月度の売上高を発表した。国内リテール事業は(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成され、ディスカウント事業とGMS事業に大別される。
既存店606店舗の売上高は103.9%。客数が99.6%、客単価が104.4%。全634店舗の売上高は105.7%。そのうち、ディスカウント事業の既存478店舗の売上高が106.2%、客数が99.9%、客単価が106.3%。売上高は105.6%。全503店舗の売上高は108.7%。GMS事業は既存128店舗の売上高が97.0%、客数が98.7%、客単価が98.3%。全131店舗では売上高が97.1%。
国内リテールは、両事業ともに、温暖な気候が続いたことによる外出需要の拡大を捉え、売上げに貢献した。特に、美容関連や旅行用品などが好調に推移した。一方、秋冬の季節商品の立ち上がりが鈍く、衣料や寝具、季節家電が影響を受けている。今年の10月は前年と比較して休日(日曜)が1日少なく、1.5%の押し下げとなった。
ディスカウント事業は、秋冬の季節需要が伸び悩む中でも、行楽や観光、遠足などのアウトドア関連や キャラクターグッズ、フィットネスなどインドア需要が売上げをカバーした。 さらに、ハロウィンなどイベント需要により、化粧品やカラコン、メイクアップなどが売上げに貢献した。休日(日)1日減の押し下げ影響はマイナス1.6%。
GMS事業は、価格戦略や競合対抗を行っている食品や消耗・ドラッグ、家庭用品は、曜日影響を除くと、前年を上回った。一方、前年と比較すると、アウターやボトムス、寝具、暖房器具といった、秋冬の季節商材が厳しい出足となった。休日(日)1日減の押し下げ影響はマイナス1.4%。