コンビニnews|1月既存店ローソン3.8%増・ファミマ3.8%増・セブン0.9%増
コンビニ3社の1月度成績が発表された。既存店売上高はセブン-イレブンが100.9%、ローソンが103.8%、ファミリーマートが103.8%。ファミマ、ローソンが引き続き伸長している。
セブン-イレブンは既存店売上高が100.9%。客数は101.0%、客単価99.9%だった。全店ベースでは101.8%。
1月は、降雨量が少なく全国的な好天に恵まれ、人の動きが活発になったことや、外国人観光客の来店が継続して増加して増加していることなどによって、売上・客数は前年を上回った。また、節約志向の高まりに対応した「うれしい値!」商品の品揃えとTVCMによる「既存顧客の来店頻度増加」や「若年層の来店増」なども、 客数の伸長に貢献した。
商品動向では、1月上旬から「お店で揚げるカレーパン」の値引きセールを実施し販売が伸長。また「ななチキ」が1月下旬の値引きセールの効果もあり継続して好調。そのほか、テレビ番組の企画で紹介された「黒胡椒香る餃子」が発売以降好調に推移した。
ファミリーマートは既存店売上高が103.8%。客数100.9%、客単価102.9%。全店売上高は102.4%。総店舗数は1万6215店。カード・チケットの影響を除いた既存店日商は103.2%と前年を上回り、41カ月連続で前年超えを達成した。
中食では、おむすびやフライヤーを中心に好調に推移。「ファミマのいちご狩り®」キャンペーンや有名居酒屋店とのコラボ商品の発売など、各種施策も奏功し、前年実績超えが継続している。そのほか日用品、PB衣料「コンビニエンスウェア」の販売が好調であったことに加え、年始の「ファミマの福袋」や「コンビニエンスウェア福袋」販売はメディアや各種SNSでも話題となった。
ローソンの既存店は客数が101.0%、客単価が102.8%となり売上高(チケット・ギフトカード等除く)は103.8%。
1月末時点グループ国内総店舗数1万4671店。そのうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は642店。これら全店の売上高は103.7%と好調だった。
米飯は、金しゃりおにぎりシリーズ、「これが弁当」シリーズなどの販売が好調だった。デリカは、気温低下によるニーズを受け、新商品の「8種具材のポトフ」や「クラムチャウダー」を中心に、スープ各種の販売が好調。そのほか、カウンターファストフードは、新商品の「ねぎinからあげクン」と「しょうがinからあげクン」の発売や、Pontaパス会員施策・アプリクーポン施策が奏功し、からあげクンおよびマチカフェの販売が好調だった。