ホームセンターnews|3月既存店8社中5社が前年伸び
主要ホームセンター8社が3月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は1.8%減、客数3.7%減、客単価1.9%増だった。全店ベースでは、売上高1.7%減。3月の出店は2店。閉店は1店。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は0.6%増、客数0.2%減、客単価0.8%増。全店では、売上高4.8%増、客数4.2%増、客単価0.5%増。3月の出店は1店。
3月度は前期に比べて気温が上がり、農業資材や散水用品、花苗などの園芸関連品の売上げが昨年よりも伸びた。電動工具や内装資材、配線器具などのPRO商材も堅調。一方で不調が続くインテリア、収納用品などの売上げは伸び悩んだ。また2月に続いて防災用品は前期の反動減となった。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は3.4%増、客数1.2%増、客単価3.7%増。全店売上高は4.9%増、客数2.3%増、客単価2.6%増だった。
3月は気温の上昇に伴い、花苗、用土、散水用品等園芸用品の販売が堅調に推移した。また、水稲資材やハウス資材、肥料、農薬等の農家様向けの商材の販売も堅調に推移した。PB商品は、ブランディングを強化しているレジャー用品、カー用品が好調だった。開店は8店舗、閉店は5店舗。月末店舗数は1228店舗。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は1.2%増、客数1.9%減、客単価3.2%増。全店売上高は1.2%減だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は4.0%減、客数2.4%減、客単価1.7%減。全店ベースでは売上高4.2%減、客数2.7%減、客単価1.6%減だった。
3月は、寒気の影響が弱く気温の高い日が多かったこともあり、園芸関連用品が大きく伸長した。一方で昨年売上げが伸長したペット用品は反動減となった。また、資材・木材が低調だったこともあり、売上げは前年を下回った。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は0.7%増、客数3.5%減、客単価4.3%増。一方、全店ベースでは売上高1.0%増、客数3.3%減、客単価4.5%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の3月度(2月21日~3月20日)の既存店売上高は3.4%減、客数6.6%減、客単価3.4%増。全店売上高は3.1%減、客数6.5%減、客単価3.6%増だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は3.1%増、客数1.6%増、客単価は1.4%増。全店ベースでは売上高1.7%増、客数は前年並み、客単価1.7%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.8%増となった。