PPIHnews|3月既存店5.9%増、ディスカウント6.6%増・UNY3.9%増
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2025年3月度の売上高を発表した。
国内リテール事業は、(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成される。大きくディスカウント事業とユニー事業に分かれる。
国内リテール事業は、ディスカウント事業とユニー事業ともに既存店売上高と客数が前年を上回った。既存店売上高は5.9%増、客数103%増、客単価は4.6%増。全店(638店舗)の売上高は107.6%。
春休みやイベントなどの外出需要を捉え、非食品カテゴリーが売上げに寄与した。また、食品・日用消耗品は好調を継続している。とくに月末は、4月からの値上げを前に駆け込み需要があった。
事業別で見る。
ディスカウント事業は、既存店売上高6.6%増。客数が1.0%増、客単価が5.5%増。全508店舗では売上高8.9%増。
インドア需要を捉え、マッサージ機器や美容グッズなどリラクゼーション関連が貢献した。また健康意識の高まりやボディメンテナンスの需要を捉え、健康食品やプロテイン、トレーニング用品が伸長している。キャラクターファンシーグッズのほか、特撮や人気アニメの玩具も好調。
UNY事業は、既存店売上高は3.9%増。客数1.9%増、客単価1.9%増。全130店舗の売上高は2.1%増。
UNY事業は、3月から6月にかけて創業55周年のアニバーサリー企画を開催していることから、インナーや台所用品などさまざまなカテゴリーが伸長している。新生活などのライフイベントの変化に伴い、文具や自転車、学生服などが好調。品揃え強化している非食品は、プレミアム系のシャンプーやコンディショナーなど日用消耗品が貢献している。